こんにちは.今日の日記です.よろしくおねがいします
睡眠
なんかあんまりでした.美味しんぼよんで1時過ぎに寝て,結局9時すぎまですやすやしちまいました
えいが
すみません.いまやってるライダー冬映画,見ちまいました.密だろ殺すぞみたいな方,たいへん申し訳ありません.全員おにめつのじん行ったせいか劇場内にマジで数人しかいなかったのでご容赦ください.正直 VIRUS BOMB FROM TOKYO なって家に火炎瓶投げ込まれたりしないかいまからかなり不安です.
劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本
まず小手調べ,というかんじではじまったこちらの短編,短編ていうか,ぜんぜん興味ないアニメのちょっと長い PV 見てる感じでした.すごかったです.いきなりしらんやつが世界を滅ぼそうとしてるし,あまりに急すぎるもんだからとうぜん「話は少し前へ遡る…」みたいなのがあるかと思いきや,そのまま一切の説明なく駆け抜けていった.一番すごいのは,本編もマジでこんな感じなところなんだよな.毎回とにかくなんらかの議論がクライマックスの状態で開始してて,よくわからないままテーゼが対立して,友情努力勝利みたいな主人公側の主張がヌルッと通って勝利する.そのあいだに各人の意志みたいなものがぜんぜん介在してないのがこわいです.
ほかにゴーストしか知らないのであんまり知ったフウな口きくのもなんでしょうが,この脚本家の人,人間の善性とか良心みたいなものにものすごく興味がある割に,もっと根の部分に深い絶望や諦念があるようにしか思えない.悪役とされるキャラクターが提示する人類や社会への失意は普遍的で慎重に議論されるべき問題であることが多いのに,主人公側の反駁としてあかされる美徳みたいなのがあまりに空虚で弱く,ふつうに荷が勝ちすぎている.あれだけ盛り上げておいたエスパーダの救出がなんとなく間に合わなかったエピソードなんかが象徴的だと思います.それなのに,ニチアサという舞台ではとうてい議論の俎上にも登っていないような主人公側の主張が反論をぼんやりと打倒して,なんだかしらんがとにかくヨシ!よかったね〜,みたいな,一回でいいからめちゃくちゃになって全部が終わるやつを真剣に書いてもらいたいですね.
ついでに言えば,セイバーで提示したいと思しき物語の可能性,みたいなのにもあんまり興味がないんだろうな,とは思います.どの程度脚本の人が筋書きに裁量を持っているのかは知らないが,少なくともバンダイや東映側が想定していたような「物語は人々を救う力になりま〜す^o^」みたいなやつ,まったくピンときてなさそう.その意見そのものに関してはおれもけっこう同意見ではあるし,必ずしも物語をテーマに扱うときにフィクションによる救済を扱わなくていいだろ,という思いはままあるが,それにしたって,全面に押し出してるセイバーでそれやるのはどうなんだ!?たとえ興味がなかったとて,ふつうのやつよりよほど物語についてよく知るはずの人間が,たとえ嘘があるにせよフィクションへ可能性をまったく見出していないのは,いったい誰のせいなんだ!!!?!?!?今回も主人公側の「あきらめず何度でも立ち上がる」みたいな主張のアナロジーとして不死鳥の物語を登場させればいいのに(人間は弱くはかない存在だが,だからこそ不死鳥伝説のような物語に無限の可能性を託した,みたいな筋でいいじゃん)なんかふつうに敵が使ってあげくの果てにぼんやり負けてるし,マジでなんなんだよ.ほんとうに,想像がつかんくて今後も目が離せないですね.めちゃくちゃ応援しています.ひさしぶりにエスパーダの「トレモロ・ポニャカーダ」がみられたのもよかったです.ふつうに雷属性の神速剣士みたいなやつがちょう好き(ラケルちゃんじゃん!)なので,もっと本編でも活躍してほしかったぜ.
劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME
こちらも.けっこうおもしろかったです.おもしろかったっていうか,よかったね〜って思いました.冬映画(というか本編終了後にやるまとめ的立ち位置の映画)って,なんていうかよかったね〜,がんばったね〜,本編見ててよかった〜!^-^と思わせたら勝ちだと勝手に思っているのですが,これはそういう意味ですごくよかったです.教会で花弁の舞い散る中並びたつゼロワンとゼロツー,バックにはゼロツーのテーマが流れて,決め台詞と共に大立ち回り,もうこれでいいじゃん.ZAIA 組と滅迅が勢ぞろいする姿といい,ひさしぶりに同時変身というやつに意味を感じてすごくぐっときました.本編でこれやってくれてたら,もう少し評価も変わってたんじゃないかとさえ思います.あと2話連続で世界が滅びようとしてるのはややウケました.去年の夏映画でもビルが吸い込まれてたし,東映がイメージする世界の終わりってでっけ〜穴に全部吸い込まれる感じなのか?
いまさらゼロワン本編についてどうこういう気はあんまりないですが,個人的によくいわれるお仕事勝負あたりから〜みたいなのはかなりフェイクな感想だと思っていて,やばいといえばもっとまえからやばかったと思いませんか?暗殺ちゃんとかは言うにおよばず,1話で知らんやつが夢についてあつく語ってた時点でなにかおかしいという匂いは嗅ぎ取ることができたと思うし,そこを乗り切れたならお仕事勝負もまあ見られないことないだろ,少なくとも,演出や勢いみたいなものを抜きにした脚本のでき,という意味ではあんまり変わっていないだろ,といまでも思っています.お仕事勝負で勢いを失っていたところに総集編が割り込んできて完全に流れがよどんでしまったというのはあると思いますが.
その点は今回もあまり変わってなくて,話の本筋はよくよくかんがえてみればあんまりというか,AI 搭載ナノマシン!!?!??アバターで永遠の世界へ!?!!?!?了解!!!!!!!!みたいな,特段優れた出来,というわけでもなかったと思いますが,じゃあなんでこんな本編に比べて見やすいんだと言えばひとえに「テクノロジーと人間の対立」「高度な AI が持ちうる自我」みたいな,脚本陣の手におえてなかったテーマをぜんぶ切り捨てたところにあるんでしょうね.そういうテーマで対立しそうなやつ(今回の場合はエスですね)は情緒の方で揺さぶって決して論理的なカウンターをかまされないように無力化した上で,雑にぶん殴っていいイベントボスみたいなのを発生させることでヒーローの活躍も担保するみたいな手腕は本編で見られなかったし,致命的に欠けていた爽快感というやつをきちんと作り出していたように思いました.これだってよくかんがえたら或人の哲学に共感できない「悪意」は(たとえ同情の余地がある生身の人間であっても!)酌量の余地なく断罪され社会的に殺される,本編でやろうもんなら「○○教」などと揶揄されかねない筋書きだったのに,見てる間はあんまり気になりませんでした.本編では逆にこういうの全部に目配せした結果がんじがらめになって,主人公のいうことやること全部にカウンターが入ってすっきりしないままなんか話がまとまってる,みたいな展開が繰り返されてきたので,そういう反省もあったのかもしれません.
あと個人的にめちゃくちゃすごいな,と思ったのが序盤或人くんがアバター世界で目覚めるシーン,誰もいない電車でつり革が揺れているカット,あまりに「エニメ」すぎる映像が飛び込んできて,エバーじゃん!!!!!!!!!ってなりました.ちゃんと電光掲示板の表示もバグってて,思わずマスクの下でニンッ!ってせざるをえませんでした.エニメが現実にしたがう,という立場からいえば当然なんでしょうが,実写もキメればエニメになるんだな,という驚きがありますし,なんていうかこの作品が本来目指している(た)ところって,もしかしたら究極エニメだったのかもしれないな,とさえ思わせるものがありました.今作では演出全体にそういうところがあって,たとえば男女の神経系がからみあうエデンの変身エフェクトなんかがわかりやすいですが,意識の糸が張り巡らされているのを感じるような,示唆に富んだ要素を明示的にそれでいてさりげなく提示するスカしたエニメにありがちな演出(SSSS. GRIDMAN の授業シーンを思い出していただければピンとくると思います)が随所に見られ,キモオタとしておもわずメガネをずりあげてしまいました.
以上です.家族で割引の刃みてひと笑いしたのち,斎藤環大センセーの書いた分析読んで喧々諤々の議論してたら露伴のドラマ見逃したのでふて寝します.録画し忘れたしどうしようもない.オンデマンド入ろうかな.ありがとうございました