どうにもぱっとしない天気で気温も上がらず,つかれが出たのか冴えない三連休最終日でした.

昨晩は家に帰り着いたのがおそかったため布団に入るのも遅くなってしまい,2 時前にようやく寝ついたものの 8 時前には目が覚めてしまいました.つかれはぜんぜんとれていなかったので二度寝三度寝を試してみてもさっぱりうまくいかず,結局いつもとかわらない 9 時過ぎくらいに起きました.昨日もらったポットでさっそく紅茶を入れてみましたが,家にあったのが 1 年以上前に開封したリプトンのティーバッグだけだったので味も素っ気もない色水という感じであんまり意味がありませんでした.近所に紅茶やさんがあるのを発見したので今度攻略してみようと思います.あんまりおいしくない桜肉のユッケ風はゆで卵のペーストと混ぜてサンドイッチにし味をぼやかすことでなんとか胃袋におさめました.

食後はなぜかセールになっていた「ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか」をいまさら読みました.萌え萌え美少女が出てこないので途中幾度となく心が折れそうになりましたが,比較的本編は短く半分近くが引用でしめられていることもあり,途中のタイプ別エピソード例みたいなのの登場人物を美少女で脳内補完することでギリギリ読み切れました.まったく現在進行形で先延ばし癖によって人生を破壊されそうになっているひとりなので少しでも改善の糸口を掴めればと思い読んだのですが,まあ,でしょうな,という感じの内容です.筆者のかたにおかれては能力が高く職に適性もあってよかったですな,というのと,われわれの先延ばしもなめられたものですね,というのが正直な感想でした.この本に書かれている内容のほとんどはほんとうに先延ばし癖でくるしめられている人間なら知っている・知っているしやっている・知っているができれば苦労はないの三種類に大別できるものでしかなく,むしろあやしいグラフやあいまいな定式でもって詳細に説明されることでやっぱりそれしかないのか……という絶望が深められていくばかりでした.

内容とは少し外れたことではありますが,いかにも「先延ばし癖の解決」をうたうパッケージングと本文の論旨が微妙に食い違っている点も気になりました.筆者が再三主張しているようにこの本は過去さまざまな角度から散発的に検討されてきた先延ばしという行為について学術的に分析しまとめなおしたという色が強く,いわゆる自己啓発的なハウツーとは意図的に距離を置こうとつとめているのではないか.これが本来意図したことなのか出版にあたって色をつけられたのか,はたまた翻訳に際したマーケティングの介入であるのかは判別がつきませんが,

こういった微妙な齟齬は冒頭「この本で紹介する対策は劇薬でもある」といった主張が最後の方には結局やってみないとダメだよねとトーンダウンしているあたりにもあらわれているのではないでしょうか.

しまいには引き寄せの法則を引用でまで執拗に攻撃していてすごいなと思いました.むろんおれでさえ門外漢なりにこういったうそやぺてんが心理学や社会学で積み上げられてきた学術的な検討の価値を貶めることに対して何も思わないではないのだから最前線で戦うひとびとにとってはさらに不愉快なのでしょうが,いかんせんしつこいし本筋を逸れすぎている.少なくとも先延ばしを克服するというこのラッピングでやる内容じゃあないでしょう.

途中途中に先延ばし癖イジりみたいなのを挟んでくるのもすこしいやでした.筆者も当事者本人だからという免罪符はあるにせよ,すがる思いでこの本を開いた人間をさらにくるしめてまで披露するユーモアなのかね?結局のところこのへんの無遠慮さが臨床を下に見る人間の限界では?とかちょっと思ってしまいます.とかなんとか考えているうちにだんだんこの本のあらを探す方向にシフトしてしまって,あまりの無益さに少し落ち込みました.どのような内容であっても最終的には実践のほかなく,それができるかどうかが最終的な明暗を分けるのだろうなというのはいうまでもないことでしょうな.ちなみに現代ではテレビやインターネットがすぐに手に入る強力な誘惑として作用するために先延ばしが悪化しているという主張もなされていましたが,これはたとえそんな誘惑がなくとも目の前のくるしみから逃れるためだったら天井を見て過ごすことさえいとわないだろうなという直感に反していますね.本の中では先延ばし癖を 3 タイプに大別していましたが,ここにもう一種類ただただ気力がないというタイプも潜んでいそうです.「先延ばし方程式」とやらでいうところの期待にかかる係数でしょうか.むしろ(そんなやつがいるのかどうかはともかく)この問題にまったく心当たりがないひとが読むことで,一見理解不能に見える 無用ないさかいを避ける一助になるのではないかと思います.

かなしくなったので異剣戦記ヴェルンディオというまんがもよみました.Helck のひとの新作で,ざっくり言うと剣と魔法が支配する『中世ヨーロッパ』を舞台に,なんらかの運命を帯びた傭兵上がりの主人公クレオと正体不明のケモ耳美少女コハク(魔力を使いすぎると小さくなる)が荒野で酒場を切り盛りしつつ襲いくる運命に立ち向かうといった具合のゆるファンタジー戦記ものです.いろいろあって 100 年眠りつづけた主人公の目の前に現れたのは持ち主に超人的な力をあたえる異剣によって腕一本で成り上がることさえ可能となった大戦乱時代,さらに主人公には異剣にまつわるとんでもない技能があったものだからさあ大変.こういった設定のほとんどがなぜかすべてを知っているコハクの口によって語られるあたりは実に今っぽく,また若干セイバー感がありますね.五大属性の存在に加え光と闇の異剣が規格外の扱いを受けるあたりも実にそれらしいです.くわえておもしろいところといえば,主人公たちがゼロから酒場を作り上げていくことでこれまた最近流行り?のスローライフ的要素もたくみに取り入れていることでしょうか.定期的に大軍勢から襲撃を受けてぶっ壊されたりするのでスローには程遠くどちらかというと拠点構築の趣がありますが.なにより誇り高く頑固で若くして隊長に選ばれるなどそれなりに腕も立つが,そのまっすぐさゆえに融通が効かず大いなる運命に翻弄されるばかりでどうしても最前線にはいられない,というジェネリックラケルちゃんみたいな女騎士のキャラクターが出てきてかなり萌えてしまいました.誓いの証として髪を切ったりしてカワイイね〜.どうでもいいだろそんなんとも思いそうになりますが,やっぱり王都で(おそらく)ぬくぬくと育った騎士にとって丁寧に手入れしてきた髪を切るというのはそれだけで一大イベントであり,そういう微妙な価値観の違いが語られない背景を描き出すようで妙に興奮してしまいます.今のところやっぱり力及ばず若干の足手まとい(そしてそれを本人も自覚している!←❤️‍🔥)だし主人公との淡いロマンス?の予感もありと順調に守られて帰りを待つばかりのヒロインへの道標がつけられている気がしますが,ぜひ兄との確執を乗り越え覚醒することで最終決戦まで戦力としてがんばっていただきたいものです.おまけまんがの微妙にダメっぽいところも愛おしいです

あとは特になにもなく,晩には残り物のミートソースでパスタを食べつつ豚ロースを焼いたくらいです.前回の反省を活かして最初の油を減らしつつさらに加熱時間を短くしてみたらけっこういい感じに仕上がりました.

以上です.なぜかまたメインマシンが調子悪くて永遠に画面オフにならないしなったらなったで今度は復帰時に 100%解像度バグるという意味不明な症状に悩まされています.これまでなるべく認めないようにはしてきましたが,Mac mini (2018) ってディスプレイ周りにトラブル抱えすぎです.そろそろ買い替えの時期なのかもしれません.次はおとなしくまともなグラボが乗った Windows マシンにしたほうがいいんでしょうか.どうもありがとうございました