まるで初夏のような気温の快晴で,にもかかわらず世界が逆に回転するばかりの一日でした.
昨晩はここしばらくでもめったにないくらいくにゃくにゃになってしまって,なんとかお風呂だけ入って 0 時すぎには倒れ込むようにお布団に入ってすぐに寝付きました.このときめんどくさがらず大量の水を飲んでおけば…….なんともいえない胸悪さで 8 時前には目が覚めてしまいました.
起きてからがまた最悪で,頭ガンガンなのは言うにおよばず天井をみつめているとぐんにゃりとゆがみはじめるし,とにかくひたすらに気持ち悪くてしばらくは水さえ飲んだ側から出てくるありさまでした.結局 5,6 回ゲーして胃液の親玉みたいなのまで出したらおさまりましたが,普段はすぐ戻してしまうおかげでこんなになるのは数年に一回なのでほんとうにしんどかったです.寝ゲロしないですんだだけ感謝すべきかもしれません.翌日もふつうにくつうがある日にあまりむちゃくちゃやるものではない,ひとより三周くらい遅れてようやくこの教訓を実感することができました.ウイスキー一瓶あけてけろりとしているようなひとがほんとうにうらやましいです.
午後にかけてようやく食欲が戻ってきたと思ったら今度は猛烈な空腹でやっぱり気持ち悪くなりました.ここで急に食べると胃がびっくりして戻ってくることは目に見えているので,先日作った鯛の酒蒸しの汁に中骨でとった出汁を合わせ,冷やご飯をおじやにして食べました.出汁のとれかたから隠し味の梅しそにいたるまで自分でもおどろくくらいにおいしくできてしまったのがけっこううれしかったです.単に空腹だったというだけかもしれません.晩は 2 匹目のどじょうをさらうつもりでまた出汁をひいておうどんを作ったのですがこちらはいつもの味であんまりでした.
そんな状態でまともにくつうがこなせるはずもなく,トイレと往復しながらまだしつこく残っていた不具合をちょっとだけ直して逃げるように退散しました.ようやくほかのパーティに任務のつづきを引き渡すことができひと安心……と思いきやまだまだやることは山積みでくつうちゃんはつづくらしい!さすがにこうも長期戦になると文化祭直前みたいな高揚感もまったくうすれうんざりしてきました,いつになったら終わるんだ.もはやいつか光明が差し込むとつよく念じ魔力を練り上げながらにちにちの任務に取り組むほかないのですが,これが今後も(たとえ所属する協会を変えようと!?)手を替え品を替えつづいてゆくというのはなかなかにきびしい話であります.
放課後はようやくゼロの使い魔最終巻読みました.6000 年前から続く始祖ブリミルの因縁や虚無の使命の決着,帰るべき現代とハルケギニアの関係,そして才人とルイズの関係のゆく末……二十巻以上かけて紡がれてきた壮大なサーガが完結を迎えるということ,そしてその完結を待たず作者のひとが亡くなっていることもあいまってかなり気合い入れて読んだのですが,いかんせん締め方が…….この衝撃をみなさんにも SHARE させていただくことってできますか?ちょうざっくりいうと教皇の陰謀をくだき虚無の因縁を解き放ちついでに世界を救いと八面六臂の大活躍をしまくった才人はこの世界に骨を埋める覚悟を決めついにルイズと結婚に至ります.これはよくわかります,ほんとうにおめでとうございます.そんな彼の前にふたたび巡り巡って世界扉(ワールド・ドア)がひらかれたことでルイズか帰郷かの究極の選択を迫られ,ルイズの後押しもあってやっぱり帰郷することに(えっ!?).もう二度と会えないであろうふたりは永遠の愛を誓いながらゲートをくぐる……かと思いきややっぱりおいてかないで!わたしもいく!!!!!(完)おい!!!!!!!!!!!!22 巻もかけて,世界をも天秤にかけた愛の行く末がこんな投げっぱなしかい!!!!!!って叫んじゃいました.
元の世界に帰れるかどうかというのが物語の骨子をなす一つの要素ではありますし,ルイズの性格からして才人を元の世界に帰すと誓った以上自らの気持ちを脇に置いても絶対にその約束を守るというのはわかります.決して悲恋では終わらせないという強い意志,これも理解できる.であれば才人とルイズを同時に向こうの世界へと帰すことがこれらふたつの要素を両立させる結論のひとつという帰結はまあそうでしょう.しかし虚無の力が失われ二度と世界扉が開けない現状ではその門をくぐることはハルケギニアにおける死とまったく同義であるし,それをたった 1 行のせりふで選択させてしまうというのなら,たびたびルイズや才人を苦しめてきた後戻りできない選択の数々というのはいったいなんだったんだということになりませんか.ていうか結婚式で幸せの絶頂だったところに才人が帰るというだけでも青天の霹靂だったろうにおまけみたいな感じでルイズまでいなくなったら,残された家族や友人の気持ちはいったいどうなってしまうんだ.才人への情をルイズに対する友情でなんとか諦めてきたほかのヒロインたちもそうだし,必死に築いてきた絆のようなものが彼女をこちらの世界に留めおくにはまったくたらなかったという事実,お父さんとか死んじゃうんじゃないか.よしんば戻ってこられたとしても「でもおまえらあのときふつうに向こうを選んだよな……」とよどんだ瞳で見つめられそうなのがほんとうにほんとうに,なんとか,なんとかならなかったのか!?!!??これまでに幾たびも国家や世界をも救ってきたのだから,使命から解き放たれたいまひとつくらいワガママをかなえたっていいだろうというのはそうなんですが…….まあコルベール先生あたりが案外なんとかしてくれそうな気もしますけど,おりゃあ二十巻あたりからこれはもう開きっぱなしのドアが出現して才人の世界とハルケギニアの交流が生まれるパターンだなと安心しきっていたのでこの選択はだいぶ衝撃でした.
最後の最後で殺し屋兄弟が実は吸血鬼のハーフでしたと地の文で唐突に明かされたのもけっこうおどろきでしたね.盤面にコマあまっちゃったんだろうなという感じでした.アカデミアのトップが才人に刺客をさしむけるくだりといい,このあたりは完全に終わりまでの距離感を見誤ってた気がします.いま思い出しましたけどなんかアカデミアに圧力かけて魔道具を開発させてるみたいなくだりもありましたよね?あれってどの部分に活用されたんでしたっけ.ていうかやっぱりあと一巻は必要だったんじゃないでしょうか.この巻数が二十巻あとがき時点での「残り二巻くらいで完結します!」ということばによって決まったもので,ご存命なら案外もうちょっと続いたりしたのだとしたら,それはけっこうかなしいことかもしれません.二巻連続くらいで連続脱獄したのもけっこうじわじわきてしまいました.王女の名の下に脱獄やテロ行為を繰り返す集団まあまあやばいだろ.あと才人に剣を教えるあたりでは完全に新たなヒロインとしての風格をまといつつあった銃士隊長アニエスが最後の方は本当に王女のドアをノックするだけの係になっていたのもまあまあショックでした.
以上です.さすがに今日くらいはおとなしく寝ようと思います.どうもありがとうございました