もうむり箱根第二日は雲の切間から強烈な日差しが差し込み急激に気温が上がった夏らしい一日でした.

昨晩は肉体的に疲労があるなかで寝るちょい前くらいに炭酸泉とかいうやつにのんびり浸かって完璧なコンディションでの入眠……かと思いきやおくすりを持ってくるのを完全に忘れていて,ノーガードで挑んだらもう寝付き方そのものを忘れてしまったかのような眠れなさで周りがすやすやしているなかまんじりともしないまま過ごすほんとうにつらい夜でした.せめてものなぐさめに裏世界ピクニックの旅館回でも読もうと Kindle を探したらこれもカバンに入っていない!でがけギリギリまで充電しようとしてそのまま忘れてきたようです.スマホのビガビガひかる小さな画面を凝視するハメになって目がしおしおになってしまいました.しかし実際の旅館で空魚と鳥子のわくわく旅行体験編(「果ての浜辺のリゾートナイト」・「招きの湯」・「ポンティアナック・ホテル」)を読めたのはなかなかよかったです.

どうにかこうにか 3 時ごろまでかかってわずかな眠気をとらえ文字通りの寝技に持ち込んではみたものの,ねむりも浅くて結局 5 時前に目が覚めてそのあとは一睡もできませんでした.こういう過ごし方をすると翌日目にうつるすべてのものが敵になってしまうのでなるべくならよく寝たいのですが,ここまでコンディション整えてダメとなるともうできることはなにもないです.しばらく待ってみたものの誰も起きてこず,ガサゴソするのも気が引けたので早朝のおふろいきました.ちょうど体内時計がどうかしちゃっているおじいちゃんの第一陣がはけたタイミングで,でかい露天風呂をゆったり独り占めできたのがけっこうよかったです.

幸か不幸かスーパー早起きしたおかげで懸念だった朝食もゆったり間に合いました.てっきりバイキング形式だと思ってかなり楽しみにしていたのですが,ふつうに和定食みたいなのが出てきてしかもあんまりだったのでかなしかったです.旅館の朝ごはんにありがちなとにかくごはんが足りなくなる圧倒的おかずにもかかわらずスタッフのひといそがしすぎておかわりを頼める雰囲気ではなく,しかもどれも腹たつくらいおいしくないのでぜったいぜったいあたしの方がおいしくつくれるんだから〜!と思いながらなんとか飲み込むように食べました.ヤケクソみたいに味の濃い瓶詰めの類で品数をかせがないでほしいぜ.駆け出しの魔道士が雁首そろえたところで泊まれる宿といえばせいぜいこの程度なのでしょうな.食後はお部屋のベランダに備え付けてある露天風呂というやつもためしました.ギリ外から見えないくらいの場所で入浴するのは未知の体験でたのしかったです.

とかなんとかやりつつモタモタ身支度して,宿の最寄駅である強羅からは早雲山駅までケーブルカーが出ていて,さらにそこからロープウェイに乗り継いで大涌谷に行けるらしいのでいきました.けっこう風が強くロープウェイのかごがゴーゴー揺れるし足元よく見るとふつうにあみあみだしでかなり緊張してしまいました.この隙間から AirPods とか落としたらぼくの帽子みたいで忘れられない思い出になるでしょうね.

山頂はふつうに過ごすにも支障が出るほど風が強かったのでなかば義務のように真っ黒の茹で卵を口に押し込んですぐ下山しました.気象条件がよかったのかロープウェイの道中雲の向こうにモヤ〜と富士山が見えていてけっこうカワイかったです.画像は……なくてもいいですよね,みなさんにはめずらしいものでもないでしょうから.

ほんとうはこのあと造形の森美術館にでも行こうかと話していたのですが,口数の減少傾向を鑑みるにおそらくここからもうひとふんばりしても楽しむどころか険悪になるだけであろうことがなんとなく察せられたので,箱根湯本のエバーショップみたいなところでおみやげだけ買っておとなしく帰りました.KREDIT のロゴが入っている T シャツを買ってしまったのでこれをきっかけにエニメの T シャツをコーデに取り入れた A-BOY としてのキャリアを歩めればと思います.帰りも京急ロマンスカーでゆったりしてるだけで箱根湯本から新宿まで着くのがかなりいいですね.せっかく高いおやちん払って巨大都市に住んでいるのだから,これをきっかけに発達した電車網を駆使してもう少し遠出できるようになるとよいのですが.

という感じで全体通してたのしくもむだに気をつかってつかれたのと,この間にもくつうのほうで大爆発が起きていることを思うとさすがに平日二日間もまるまる休むのはすこしやりすぎでした.輪をかけて最悪なのが来週火曜日またつういんでおやすみとらなくちゃいけないことです.それもこれもいつも通り計画性のなさが原因であり,来週センパイにどう切り出したものかと思うと今からかなり気が重いです.そしてなによりこうして(別に休んだところでたいしたさしさわりなどあるはずがないはずなのに)少しずつ休みづらさが規範として内在化されつつある事実が耐えがたい!ドシドシ休んでいくべきだ

帰ってからはさっそく荷解きしてお部屋をかたづけて,炎天でぐったりぎみの草木にはおみずをやりました.温泉でうかうかしている間に梅の塩漬けがカビたりしていないか心配でしたが,帰ってから覗いたら梅酢が全体浸かるところまで上がっていたのでひとまず安心です.ここからどういうコンディションが揃うと檄・カビまくりになるのかまだわかりませんが引き続き攪拌と確認を怠らないようにします.あまりおなかによくないくらしが続いていたので晩はおとなしく残り物を片付けました.

以上です.さすがにくにゃくにゃなるくらいつかれたので寝ます.どうもありがとうございました