昨晩から降っていた雨も午後には止み大寒波襲来とは思えないほどあたたかく,それはそれとして大丈夫ではない一日でした.
昨晩は 1 時半くらいに寝て 9 時半に起きました.なんで 1 時を回っているのかまったく記憶にないのがこわいですしやっぱり起きるのはたいへんでした.
つづくくつうはわやくちゃでした.昨日急に降ってきた任務と格闘するかたわら冬のわくわく魔道士体験ツアーにむけた準備もすすめねばならず,今まで出撃しないことで回避しつづけてきたあらゆる事務処理が一挙に降りかかってきてかなりしんどい状況です.さすがにいざ来てもらってダメでしたというわけにはいかないので破綻しないよう矛盾のない予定を組み立てねばならず,そのためには早い段階でひとやものといったリソースを確保する必要があり,それを達成するには現時点で抜け漏れなくいろいろなことを考えてメールやチャットをしなくてはならない.そしてそれら手順すべてがみなさんのふざけていうニガテのところからもうひとまわりかふたまわりくらいニガテだからもうどうしようもないです.いつか大バーストして取り返しがつかなくなるまでのチキンレースに過ぎないと思うとあまりに意味がない!なにげに 2 月は朝から出撃しまくらなきゃならん可能性があるのもだいぶユウウツです
またそういった手続きの百鬼夜行の中に魔法図書館に体験用の目録を作ってもらうという作業があり,これがまた一筋縄ではいかなくて最悪でした.どういうことかといえば(優秀な魔道士のみなさんには鼻で笑われるでしょうが)わたくしの所属する魔法協会では魔法図書館に新たな目録を追加するのでさえ謎の「委員会」によって承認を得なければならず,しかしこの委員会というのがただ目録を作ってくれと頼んでいるだけなのに分類はどうだ目次はなんだ,あとはよしなにということをまったくしてくれません.まあおれのように蒙昧なやつが好き勝手やったあげく取り返しのつかないことになるよりは多少不便で時間がかかる方法であっても一元的に管理すべきという思想なのかもしれませんが,であればその手続きを可能な限り形式化し再現可能な状態にまでしておく,あるいは宣言的な状態の要求に即した状態にするところまでが委員会の任務なのではないか,でなければわざわざ人間を介さなくてもフォームでいいじゃないっ!と思ってしまいます.万が一なにか不備があったときに委員会が矢面に立ってくれるならよいがどうもそうは思えませんし.しかしまあそんなところに身を置いてくちゃくちゃ陰湿なインターネット・スカッシュをやっているやつが一番どうしようもないというのはわかっております.ギリギリ昨日もらった任務を終わらせて撤退しました.
あとは先日届いたトイレの手洗金具(タンクに生えてる誰も使ってないアレです)とトイレットペーパーホルダーを装着したくらいです.手洗金具サビサビでだいぶみすぼらしかったですし,交換もナット 2 個ゆるめるだけなので手間に対する効果高いですね.ホルダーは天板部分が木目になっているやつで,色がドアとかと合うか心配でしたがわりといい感じなのでよかったです.
あと大寒波が襲来といたるところで報じられているのでおそるおそるおさんぽに出てみたら昨日よりあたたかいくらいだったのは拍子抜けでした.どうやら本番は明日らしく,このままずるずる伸びてなあなあになっていただきたいがどうか.なんとなく途中のスーパーでおかいものしてからしばらくうろうろしていたら急に荷物を持つのがだるくなってしまって危ない局面もありました.道中に中身入りのレジ袋とかが放棄されているところってみたことがありませんが,みんななんだかんだ買ったものはちゃんとおうちにまで持ち帰っているのがけっこうえらい気がしてきました.急に重さがイヤになって全部捨てたりしないのか?しているけれどもおれのようなハイエナタイプのやつがすばやく拾っているだけなのかもしれません.晩はわざとらしい味でぜんぜんおいしくないできあいのせり鍋の汁を調味料やだし汁で少しずつ薄めたテセウスの鍋状態のうどんを食べました.
ほんとうにたのしみにしていた裏ピク 8 巻も読みました.7 巻で閏間冴月との因縁にあざやかな決着をつけたのに引き続き,今巻では 1 巻から積み立ててきた空魚と鳥子の関係を文字通り清算し次のステップへと進む様子が実話怪談と絡めたエピソードを通じて語られます.さらに今作を牽引するもう一つの要素である裏世界の核心についても認知科学や文化人類学といった視点に続きついに呪術や魔術といったオカルティックな観点からもアプローチされることが示唆され,おそらくこの先提示されるであろう SF としての解決に向けても重要なターニングポイントとなる巻ではあるのですが,まあ,なんというか……カンケーフォビアのおれには後半の話まったく興味が持てませんでした.対話によって互いの関係がいったいなんであるのか,何を求めていてどれほど相手を知らないのかといったことをひとつずつほぐしていく過程も屈折を乗り越え初めて恋人ができたやつからひたすら自身と相手との関係をどのように据えていくのかという頭でっかちな愚痴兼のろけを延々聞かされているようで……と思ってしまうところに自らの幼稚さと読み筋の単調さが照らし出されるような気さえことがなによりもかなしくまたみじめです.これまであらゆる関係から距離を置いてきた空魚が全部まとめて面倒見てやると宣言して初めて真剣に取り組む関係な訳ですから多少幼稚なくらいがあるべき姿なのかもしれませんが,残念ながらおれはそこに魅力を感じることができませんでした.
ていうか作中でも触れられていましたが,違いを憎み合ってももはや離れることさえできない運命共同体としての「共犯者」を超えた先にはいったいどんな関係があるのかという命題に対してなんかいい感じに言葉遊びの名前をつけることで解決とするのはあまりに意味の奴隷すぎるしなんの解決にもなってないだろと思ってしまいました.ここで重要なのは解決ではなく納得で命名はあくまでその納得に対して識別可能なラベルを付与する儀式にすぎず,そしてその納得こそが個々人の関係においてもっとも優先されるべきことだろというのは,じゃあなんで恋人のような関係を押し付けることの暴力性について紙面を割いて議論させたんだ
あとこれももっと勉強してから出直してこいと一蹴されそうですが,空魚と鳥子(やごく近しい関係者)の間だけならともかくゼミの同期の恋愛脳な女の子紅森さんとかまであっさりと二人の関係を承認してしまうのはいくらなんでもたやすすぎるのではないかと思います.単に自分でも認識できていないほど素朴な差別意識が横たわっているだけかもしれません.
ピアスバチバチで呪物コレクターのつかみどころがない自称呪術師(邪眼が使える)という新キャラもあまりにフィクションすぎてちょっとショックでした.幼児体型で引きこもりのしかし大人として振る舞う認知科学者というキャラクターが出てきている時点で今更かもしれませんし,案外巻が進むとその多層的なキャラクター像を絶賛しているような気もします
いっぽう夏妃は空魚とのサシ会話によって魅力がいや増していました.物語の核心からは距離があり物事に対する認知も(考えすぎなきらいさえある)コミュ障軍団の中では比較的シンプルというかあんまり深くないためにこういったジトジトした局面では逆にさっぱりと新しい視点を提示してくれて茜理に対するいじらしい側面を見せることもある,世間的なものの見方から歯に衣着せずズビズバものを言うから社会における立ち位置を考えたときに出てくる疑問に対する答えをそれとなく配置させることもできるし,動かしていてラクだし楽しいキャラなんだろうなと思います.このキャラクターに限りませんが,意図的にめちゃめちゃ記号的な見た目や属性を割り当てたうえでふるまいによって圧倒的な存在感をえがきだすみたいなやつ性格悪い(テンプレートなキャラクター像をうっすらバカにしてないとできない気がする)ですがそれで実際にできちゃうのはほんとうにすごいと思います.なにげに小桜さんがまたもうわ言遣いにされていたのもよかったです.
以上です.ただでさえ金ねーのに今月の電気代 2 まんえんいくらしい.日々を生きていくのに考えなくてはならないことがあまりに多く,しかしいまおれはろうきんと装甲娘戦機について考えるので精いっぱいなのでほかのことは後にしていただきたい.こんな調子でよくなっていくことは……できないでしょうな,だんだんわかってまいりました.ほんとうにありがとうございます