すっかり春らしいぽかぽか陽気にあてられておだやかに過ごすことができたおやすみでした.
昨晩はおひるねのしすぎかあんまりうまく寝付けず,でかい魔法薬を飲んでもなお 1 時近くなってしまい 8 時に起きてニチアサを拝聴する予定もあえなく瓦解しました.ここしばらくがんばってしたくもない早起きを続けていたのでいけるかと思いましたがまったくダメでしたね.
起きてからは朝ごはんにパンをかじり,ちゃんと今日のニチアサを今日のうちに見ることもできました.ドンブラザーズめちゃくちゃおもしろいし来週もたのしみ!!!!ではあるのですが,やっぱり電脳世界でこの作品が絶賛されてセイバーはこきおろされるのにはまったく納得がいきません.ジロウまわりとかライブ感のせいでほんとうに破綻しているというほかないし,関係や本筋自体はシンプルで一貫しているというのならセイバーもまったく誠実だっただろうが,ただその主張があまりにわれわれの倫理や価値観を超越していただけで.こういうのをベタ褒めしてるから売り上げ落ちまくるんだよと思わなくもないですが,しかし実際めちゃくちゃおもしろいからな〜.ギーツもかなりいい感じです.このひと明確な主張でもってぱっきり分かれた陣営が入り乱れながらわやくちゃさせるのはかなりうまいですね,あとバッファがんばれ!!!!!
その後しばらくおたく部屋をわずかでもよくすべくいろいろな配置をためしたりしていたのですが,ちょうど本棚にしまっていた本をすべて出したところで完全に飽きてしまいました.この部屋をいまある家具でもってこれ以上よくすることはできず,それをなんとかするには十万単位のどんぐりが必要になってしまい,つまりどんぐり不足の今はこのめちゃくちゃな状態に耐えるほかない.どうしようもない住環境をせせこましいくふうでもってすみやすくすることについては一定の自信と誇りを持っていたのですがそれもはかなく崩れ去りました.お風呂場に目をやればコーキングははがれ洗面台の鏡は自重でかたむきはじめ,シンクの蛇口はぐらついているしドア枠と壁には隙間があって室内でも風の流れを感じるし,しかたがないとはいえちょっとなさけなくさえあります.ちょうど郵便ポストにいまの家賃より少ない支払いでしょぼいリノベマンション買えますよというビラが入っていて少しだけ心動かされてしまいました.これって結局リセールバリューが無に等しいところをいかにことばたくみに売り付けるかということなのでしょうが,どうせ資産を運用する知恵もどんぐりもないのならこういうところにさっさと居をかまえてしまうのが一番マシなのではないかとも思います.
ということをかんがえてきたらあまりにみじめになってきたので,気分転換に大おさんぽにも行きました.今日の目的地は旧古河庭園です(ページのタイトルが「公園へ行こう!」なのジョジョみたいでいいですね).大正はじめから戦後まで古河財閥が所有していたらしい広大な土地に,鹿鳴館なども手がけたイギリスの建築家ジョサイア・コンドルによる洋館とバラで知られる洋風庭園,それに日本庭園まで併設されたかなりぜいたくな公園です.今でこそ国の名勝として指定されておりますが,実はわりと最近まであれはてていたらしい.念のため写真ご確認いただけますでしょうか.
入り組んだ日本庭園を抜けると小高い丘の上に洋館!!!!!!というビジュアルのすてきな建物がこつぜんと姿をあらわし,なんかもうそれだけでだいぶわにゃ〜んとなってしまいました.洋館については 400 円払うと中まで見ることができて,豪奢な来客用の食堂から黒光りする階段にいたるまでどこもかしこもほんとうにサクラな世界でとてもよかったです(写真撮影はダメでした).さらにこの食堂では実際に飲食することもできるのですが,小さなパウンドケーキのケーキセットで 1300 円にもかかわらずさいふに 500 円しか入っていなかったのであきらめて,もし自分が旧家の令嬢なれば……との妄想をたくましくしながら一通り見て回りました.2 階にはそれは見事な和室もあるらしいが,こちらは見学ツアーのようなものを申し込まないとダメらしい.いつか見てみたいですね
蔵もありました
ねこもいました
もう梅もほころびはじめていてすっかり冬もおしまいムードです.洋風庭園には広大なバラ園もあって,庭師のひとがけんめいに手入れをされていました.きっと時期がくればそれはそれはすばらしい光景で,まあそれはそれは混むんだろうな.なんも咲いてないいまが一番おだやかに散策できるチャンスかもしれません.頂上にある売店で瓦せんべいを買って食べたら妙においしかったのでおすすめです.純洋風かと思いきや急に江戸情緒を漂わせてくる(浮世絵の展示があったりもします)あたり時代背景を感じさせますね.
軽い散策のはずがかなりたのしくまた収穫もあったのですっかり気をよくして,そのまま近くの商店街でお茶をしたりもしました.入ってすぐのところに円卓の老婆たちが吹き溜まっているのにはややげんなりしてしまいましたが,頼んだキッシュがかなりいいかんじだったのでトータルではよかったです.肉厚で脂の香りよいハムが入っていて食べでもありました.紅茶が売りのお店らしいのでパウンドケーキと一緒にアッサムティーも飲みました.喫茶店のポットで出てくる紅茶って何度注いでもたっぷり出てきてオトク感がありますよねっ
そのままの勢いで近くのでかい?風呂にも行きました.昔ながらのでかい風呂にはめずらしくサウナもあったりするのですが,そのぶん薬湯とかなかったのがややざんねんといえばざんねんです.ウケてるのおれだけなんですけどそろそろ銭湯部のつづきも描いていきたいですね.今度はもう少し短いエピソードを何話か詰め込むやつやりたいです.来秋の大まんがまつりには持っていけるでしょうか.
ドライヤーするのもめんどうだったのでびちょびちょのまま買い物して帰り,めちゃくちゃなおたく部屋はみないふりをしてごはんづくりです.くるしくまた益体のない平日をなんとか乗り切るため豚汁と安全ミネストローネをつくり,豚汁の方を菜花丼と一緒に食べました.汁物って和洋あるだけで朝昼晩すべてに一品増やせるのでついついたっぷり作ってしまいますが果たす機能は同じなのだから一種類でいいな.
ごはん食べながら溜めてしまっていたろうきん 4 話もようやく見ました.ついに王都に到着!というのをセリフひとつで済ませてさっそく現代の雑貨を売るおみせを開くというあいかわらずのテンポ感で,やっぱりいろいろへんではあるのだがそれはそれとしてあいかわらず独特の緩急とハズしかたでめちゃくちゃおもしろい.YouTube の広告動画のパロディ?とおぼしきなぞの早口でめちゃくちゃ笑ってしまいました.
全体的には珍妙でツッコミどころが多いながらも,ミツハさんというキャラクターに対する描写のスタンスについては一貫しているようにみえるのもこのましいですね.たとえばくらしのバーサーカーをこころざすものとしては固いパンや味の薄いスープが基本の食生活をおくっているひとびとにいきなりレトルトなんかとても食べられたものではない(とにかくすべてが濃すぎる)ように思うし,そうでなくともミネストローネぶり大根リゾットの珍妙な組み合わせはなんなんだよと思わなくもないですが,しかしここでミツハさんがついこのあいだまでやさしい家族に囲まれノーミスで過ごしてきた 18 歳の少女であることが効いてくる.異世界のひとびとを愚昧でひらかれていない金ヅルとうっすらバカにしてはいてもやっぱり思考そのものは年相応に幼稚で,それは今回(おそらく安物の)包丁を売りつける口実まで用意しておくいっぽう海から遠い場所でうろことりを売りつけようとするといった失敗にあらわれているし,こういったエピソードを挟むあたり製作陣も意識的にバランスをとっているようにみえてほんとうに好ましい.
なんといったらよいのか出来や完成度とは別にその作品を好きになったことを思うときとなにか誇り高い気持ちになれる作品というのがあって,自分の場合はサクラ大戦 TV や装甲娘戦機にそれを感じていたのですが,このままいけばろうきんも同じ枠に入りそうな予感があります.なにがそれほどまでによいと感じているのか自分でもはかりかねてはおりますが,この作品においてはやっぱりよい仕事がまずあって,しかしそれによってなにかを主張したり示唆したり,われわれにたいしてなにかをもたらそうとはしていない,あくまで無色透明なスタンスを保っているところがほんとうにすごい.おそらくリソースが豊富とは言いがたく商業的に大きな期待を背負っているわけでもない,そういった状況の中でヘンに狙った表現をほとんどせず作品としての要点を押さえたきわめて堅実な仕事をするというのは,これもまた作品であり表現である以上なかなかできることではない.原作付きの作品を映像化する,という要件に対して(過度に技巧的だったり属人的であったりしない)必要十分な方法でアプローチして,さらにその結果をちゃんとよいものに仕上げるいうのはある種エンジニアリング的でさえある……というのはうがちすぎな妄言であるにしても,上記したような描写の一貫性,あるいは目を引くショットこそ少なくても破綻のない画面などは職人芸としてひとつ完成されているように思います.またこういったよい仕事が一方でなんの主張ももたないことは,(ほかに意味や示唆に富む作品群はじゅうぶん存在するという前提はあるにせよ)意味がなくてもよいしそれはともかくよい仕事はできる,つまり意味を放棄してもそれがそのまま敗北にはつながらないことをよくあらわしているようにさえ感じられてしまいます.まあこれはおれ自身が見たいものを見出しているだけでしょうが,しかしそういった受け手の欲求をキレイに投影できることこそがこの作品が透明であることの証左でもある.なんにせよつづきがたのしみです,おそらくこのままのペースで行くと折り返し時点でおみせけっこう繁盛しそうですが,後半のフックをどこにすえるのかなど興味は尽きません.
長くなってまいりましたがいちおう今週のめあても振り返っておきましょう:
- のりきる:のりきりました.ここしばらくでもトップクラスにイヤ〜がぎゅっとしてほんとうにたいへんな一週間でした.また今気づいたのですがこのめあてを振り返れるときはのりきれたときだしさもなくばのりきれていないのだから書くだけストレージの無駄ですね.
ということで今週もまずは生存を主眼に置きつつ,
- おたく部屋について考える:考えます.なんかよい方法ないものでしょうか.
以上です.結局おたく部屋はわやくちゃなまま,明日も朝から出撃か〜…….はやくこのなににもならないラッシュがおわることを祈るばかりです.どうもありがとうございました