本格的な秋の深まりを感じさせる風の冷たさではあるものの活動的にすごせたおやすみでした.

昨晩ははちゃくちゃのべちょぐじょになってしまったのでお水をたくさん飲んでいつもより少しだけ多く魔法薬も飲んで,どうにか 2 時半ごろ意識を手放すことができました.9 時半の起床はなかなかあやういかんじで,翌日も予定がある日に飲みすぎないというのいまだにうまくいったためしがありません.

起きてからは身づくろいをして宇宙のひとと合流し,秋のバラフェスティバルが開催中の旧古河庭園へいきました.せっかくなので少しお写真お見せしますね:

カリフォルニア・ドリーミング,花の色が気温によってかわるらしい.背後に映るのが旧古河邸です.

おいしそうな黄色のインカです.ジャガイモといいコーラといい黄色いものにインカとつけるのは黄金のイメージなんですかね.

ワープ航法みたいな模様(絞りというのが正式名称らしい)が特徴のきらりという品種です.この園では唯一の絞りらしいですがやっぱりバラ界において絞りは邪道というような思想があったりするのでしょうか.

クイーンエリザベス?とでかいスズメバチです.あやうく刺されそうになったのがかなりダメでした

ハスの花のようなシルエットの朝雲.擬人化したとき名前からイメージをふくらませて元気っ娘にするか見た目の印象からたおやかなデザインにするか手腕が問われます

江戸の庚申,江戸時代からつづくチャイナローズの一品種らしい.深みのある赤と花弁の形がおたく好みです

たぶんヘルムット・シュミットとミツバチ,かっこいい名前はドイツの首相由来らしいです.このほかにも人名由来の品種が多数ありましたが,自らの名を冠するおはなを眺めるというのはいったいどういう気持ちなのでしょうか

目がチカチカするほど鮮やかな赤のこの品種はイングリット・バーグマン,世界バラ会連合「栄誉の殿堂入り」だそうです.なるほど殿堂入りも理解できる貫禄です

春バラ人気投票というのも実施していたらしい.グリーンローズ一位にしようぜwwwwみたいなノリはなさそうです

これでも全体のごく一部というくらいの規模で見応えもありまたそれぞれ異なる個性があり非常にカワイイのですが,全体的に満開まであと一歩という状態だったのが少し残念です.あとホゲーとおはなを眺めていたらカメラマン?てきなひとから雑誌か何かに掲載するのでおはなをみているひとの写真がほしいととつぜん声をかけられて,断る理由もないので協力したところもっともっと壁に寄って!!!とどんどん壁際に追いやられたしていうかめちゃめちゃやらせだしですごかったです.結局最後までなににどう載るのかは教えてもらえませんでしたが,たんにおはなをながめている様子になんらかのフェティシズムを見出し蒐集している怪人だとしたら……みずからのカワイイに基づいて現実世界へアプローチするその姿は見習うべきところですね.

バラ園を回ったらつぎは日本庭園ゾーンです.いまさらいうことでもないですが西洋庭園と純和風庭園の両方が同時に味わえるのはほんとうにぜいたくですね.散策にちょうどいい天気もあってかなりテンションが上がってしまい,いきおいあまって大量に落ちていたどんぐりをひろってしまいました.ちょうど大山木の実が落ちるタイミングだったらしくヘドラのようなすさまじいビジュアルの実(参考)ががボトボト落ちていたのもかなりすごかったです.ついでに前回行ったときには閉じていた茶室でお抹茶が飲めたので一服しました.この先の人生において一服することなどないと油断していたせいで基本的な作法さえおぼつかなかったのがかなりなさけない.つぎはちゃんとお菓子を頂戴しますと言ってから食べるようにします.

最後は洋館まで戻っておみやげコーナーの瓦せんべいをぱくついてから中も見学しました.メンツにかけて大金を投じたであろう当時最先端の西洋建築ってすみからすみまでほんとうにカワイくて現代においてもここに魂がとらわれてしまうひとびとがいるのも仕方がないことだと思います.わたくしもこういう建物に住む……のはほぼ不可能にしても一晩でよいから寝泊まりしてみたい.経年でゆがんだガラスをながめていたら宇宙のひとからローマ展のあとだと百年前とかついこの間に感じますねと言われてたしかにそうかもなと思いました.あとどうでもいいんですが公式ページのこの写真めちゃめちゃ liminal space ですね.ポストカードが売っていたのでおもわず買ってしまいました.ガイドツアーでは 2 階も見られるらしく,ちょうかっこいいタイル張りの浴室もその対象なので今度行ってみるか迷います.

さらに蔵を改造した展示スペースでは旧古河邸を設計したイングランドの建築家ジョサイア・コンドルに関する特別展も開催されていて,これまたけっこうおもしろかったです.電灯の位置まで記された当時の設計資料やミニチュア模型だけでなく,コンドルが執筆した日本庭園や生花に関する技法書も展示されていて,さらにその復刻版は自由に読めるようになっていたのでけっこう熟読してしまいました.灯篭の種類や日本各地の名園の写真までたんねんに体系だって記述されており,これを読めばおれにも多少生花や庭園のいろはが理解できそうとさえ思わせる.あとまあかたや筆書き和綴の時代にこんな印刷と体系化の技術が完成されていたことを思うとちょっとしゅんとしてしまいます.

日本文化,こと日本絵画に興味シンシンだったコンドルが師事した河鍋暁斎という絵師の絵もあわせて飾られていて,こちらも規模は小さいながら見応えがありました.たとえば浮世絵にしばしば登場する橋(岡崎の矢矧之橋らしい)というのは当時すでに大水で流されていたらしく,それを反映してか暁斎の絵の中ではあえてその残骸が手前に大きく描かれる.なんというかおかしみのセンスというか裏のとりかたというのが非常に現代っぽいなと思います.躍動感あふれる裸体のスケッチに布の流れを上から重ね書きした,いまでいうエニメーター的アプローチの動きをとらえるような絵も残されていて,建築の基本としてデッサンや写生の技術を習得したであろうコンドルが惹かれたのもわかる気がします.そんなコンドルの絵もなかなかすてきで,特に暁斎が旅館で絵に向き合っている様子を写生した絵はくつろいだ雰囲気や当時の生活だけでなく対象へのリスペクトまでもがあふれているようで非常によかったです.最後にバラのジェラートまで食べたらすっかり体が冷え切ってしまいました.

旧古河庭園を満喫したあとは近くにあるパスタやさんでエビとトマトクリームのパスタを食べました.ラザニアのようにチーズをかけてオーブンで焼いたスタイルでめずらしくもおいしく,ガーリックバターのぬられたバゲットまでついてうれしかったのですが途中でとつぜんつま先のとがった革靴をはいた怪人が怒鳴り込んできて,店主のひとに罵詈雑言を浴びせるものだからすごいことになってしまいました.どうやら以前この店を利用した折メニューにあったアルコールを提供してもらえなかったことにご立腹だったらしい.店主のひとも最初は「すみません」などと対応していたのですが,表出ろなどと挑発を繰り返す様子に業を煮やしたのかテーブルをバン!と叩いて what the fuck are you talking!? と参戦が確定,われわれはうつむいて怒りの矛先がこちらに向かわないよう震えるほかありませんでした.店外でもめること都合 10 分程度(よりにもよって窓際の席だったのでガラスの向こうにとんがった靴がチラチラ見えてほんとうにイヤでした),ようやくこの店潰してやるからな!とすてぜりふを吐きながら退散して一件落着……かと思いきやしばらくしてからもう一回ぜってー潰してやるからな!!とだけ言いにきて,ここからのもうひと粘りがあるんだと愕然としてしまいました.フツーに暴力の気配も大きな声もちょうにがてなのでイヤ〜以外の感情はありませんが,なだめる店員さんには目もくれず胸板もおれの倍はあろうかというかなり強健なビジュアルの店長さんめがけて一直線につっこんでいくその騎士道精神はなんなんだよと思います.あとぜったい気のせいだと思いますが先のとんがった革靴を履いてるひとって暴力の気配がひとより近くにありませんか?

というイベントもありすこしくたびれてしまったので,あとは巣鴨まで歩いて有名らしい模型やさんを少し冷やかしたくらいです.ちょっとしたミニチュアのひとつやふたつ買ってみようかと思っていたのですが,手彩色のものは気軽に買えるような値段ではないし舶来ものともなるとさらにもうひとまわり高くて 1/80 スケールの人形が数個入ったセットで 5000 円くらいするのでとても手が出ませんでした.かといって未彩色のものをちまちま筆塗りできるような器用さがあるはずもない,というふうに早々に流しのモードに入ってしまったせいでレジ横に置いてあった手頃でキュートなイカやクラゲのフィギュアを買わずじまいだったことを今さらじわじわ後悔しています.広島みやげにほしかったぷよぷよまんじゅうをもらい,帰り道におうたやさんで 1 時間程度エニメ・ソングを熱唱したのちおはなやさんで小さなブーケとハロウィン用のカボチャを買って帰りました.

おひるは味しませんでしたが内容自体はなかなか重ためだったので,晩はさつまいもごはんを作って残りものと食べました.ここしばらくいろごはんを作っているからか少しずつ水加減や火加減の勘所がつかめてきて,そこそこおいしく炊き上がったのでよかったです.

だいぶ長くなっておりますが日曜日なのでめあてのふりかえりもあります:

  • 衣がえする:できました!おめかしばえして今日もかしましい ♪

そろそろ大遠征が近づいてきたので今週は:

  • 大遠征の準備する:べつにいまある装備でも怒られたりはしないと思いますが,せっかくの機会なので少しかっちりした服や靴をいくらかみつくろえればと思います.遠征用のかばんも考えなくてはいけません

さいごはおはなです:

というか種です.プロの手入れしたすてきなお庭をみたあとだとなさけなさにくらっときてしまいますができるところからコツコツやっていくしかありません.

以上です.どうもありがとうございました