昨日につづきよく晴れてはいるものの風が強く、ぐったりぎみながらなんとかいろいろやれたおやすみでした。

昨晩はインターネットの引力にとらわれてしまい気づけば 3 時、そこからすぐに寝付けるわけもなく就寝は 4 時近くというかなりよくないパターンです。もちろんニチアサの時間に起きられるはずもなく、貴重なおやすみを無駄にしたくないという一心でなんとか 10 時過ぎに起き出しました。

起きてからは毛布を洗濯機に放り込みみづくろいをして、このさきに待ち受けるぐったりの宿命をなんとか回避すべくいつもと順番を変えておさんぽに繰り出します。昨日電車の中で見た天気予報では風がよわまりおでかけ日和とのことでしたが、やっぱり冷たい風がぴゅうぴゅうふきつけてあんまり快適とはいえなかったので近場をうろうろして歩数をかせいでからパンやさんで朝食のおそうざいパンを買い込みました。トングをカチカチしながらパンを選んでいたらクリームパンを取り落としてしまって、しかし誰も見ていなかったのでそのまま買いました。落としたこと自体よりもこれほど凡ミスにあふれた人生において未経験のミスがあるのだということが衝撃です。

パンやさんを出たらその足で近所のコーヒーやさんに向かい、ドリップコーヒーを買うついでに気になっていた生豆も買ってみました。抽出を待つ間話の接穂に焙煎ってどうすればよいのかと質問してみたら手でやったことがないのであんまりよくわからないですねと言われて一撃で会話が終了したのがすごかったです、生豆を売っているのだからとうぜんそのあたりの話題があるという読みは大外れでした。あと手での焙煎を経ずいきなりロースターを購入したのだとしたらだいぶ思い切りがよいですね。お客さんがこないという話もされたし焙煎したらどうだったか教えてねと言われたのでまた今度行こうと思います。公園のベンチでサンドイッチとドーナツを食べて帰りました。

帰ったらげんきのあるうちに生豆のローストにも挑戦です。あんまり意味がありませんがいちおう写真とともにみていきましょう:

一度にたくさん炒ろうとするとたいへんそうなのでミルに入る分で 44g です

炒りはじめです。ごま炒りでも機能としてはじゅうぶんでした

2 分ていどで少しずつ焼き目がついてきました

5 分経過、パチパチはぜる音がしてギリ飲めなくはなさそうな雰囲気です。だんだん煙も出はじめます

7 分経過、だんだん色が濃くなってきています。写真を撮るたび蓋をあけたり閉めたりするのがだるいです

8 分経過、焼きムラはありますがだいぶ色付いてきたのでここで火を止めました

ほんとうはここから冷まさないといけないらしいですがめんどうだったので、皮と豆を選り分けるのもかねて目の荒いざるにあげてしばらく振り冷まします

余熱でさらに火が入り最終的にこんな感じになりました。ちょっと深煎りでしょうか、水分と皮がぬけて重量は 1 割減っていますがかさは倍近くにまで膨らんでいるのでなんだかおトクな気分です。

全体通して 10 分程度でとりあえず飲めるかたちにはなりました。多少火が強すぎたきらいはありますが、正直もっとうまくいかないだろうと想像していたので思ったよりカンタンで拍子抜けです。味については豆自体がふだん飲んでいるものと違うので焙煎の工程がどの程度寄与しているかあんまり判断できませんでした。しいていえばいつもよりやきたてパンのような甘い香り(メイラード反応によるものでしょうか)が強かったような気もします。一度やってみたことで焙煎の度合いだけでなく余熱を見切ったり焼き加減を一様にしたりといった技術の介入する余地もありどういったパラメータがあるかもなんとなく見通しが持てましたが、ここをがんばって攻略しようという気にはなれないなと思いました。コーヒーに限らず手順のみとおしはたってよりよい結果を求めてパラメータチューニングする段階になると急速に興味が薄れてしまいます。

あとはどうにもげんきが出ずあやうくぐったりで終えてしまうところでしたが、なんとか机に座ってエニメを流しながらひたすら手を動かしていたら思ったよりすすみました。ありがとうまちカドまぞく、そして異世界はスマートフォンとともに。せっかくなのでオタク・ドロウイングをみていただくことはできますでしょうか:

「死に戻りの幸薄令嬢、今世では最恐ラスボスお義兄様に溺愛されてます」より幸薄令嬢ことオルタンシア・アルティエル・ヴェリテ さんです。先日の印象派展でみたはっきりとした筆跡による生地の表現や輪郭にあざやかな色を差すやつを真似したかったのですがそのこころみは失敗におわったといえましょう、内容についてはタイトルどおり前世で無実の罪によって処刑されてしまったお嬢様が二周目のプレイングで加護や寵愛を受けつつ最恐ラスボスお義兄様(前世では妹を処刑してしまったことをくやみツノを生やして悪魔になる)を攻略して世界の破滅をふせぐべく奔走するというもので、コミカライズ版の絵がシャキシャキした線で非常にカワイイのでぜひ読んでみてください。しかし転生やり直し系にはありがちでまたしかたのないことですが幼少期の主人公が非常にかわいらしかったのでわりとあっというまに終わってしまうのはかなしいですね。

あとはなにもなく、晩は鼻水を垂らしながら激辛の麻婆豆腐を食べました。ギリギリおいしいの範囲にとどまっているとはいえ日常のお惣菜としては落第といえるの辛さなうえまだしつこく残っているのでどうしたものでしょうか、スープでうすめて鍋にするなどの手も考えたほうがよいかもしれません。ごはんと一緒に先週分のガッチャードもみました。一度寝返った先生をみんなで説得するシーン、主人公の命を賭した禁術をもってしてもやっぱり戻ってきてくれないのとか全体的にヘラヘラしたノリのわりに妙なところで律儀なのは好感が持てますね。ほかにもう話を回すキャラクターがいないだけというような気もします。禁術の使いすぎに際しても研究者キャラのひとが「最悪の場合死ぬぞ!」と言っていてあまりの律儀さに笑ってしまいました。ほとんどのものごとは往々にしてそうだよなと思います。

最後はめあてのふりかえりです。今週のめあては:

  • 本いっさつよむ:田岡大介「「空き巣」なう プロの空き巣が「この道半世紀」を語る」読みました。元プロの空き巣が「アホの間抜け泥棒!」と書かれた紙切れだけ入った金庫をまんまとつかまされたり逃走の途中で便所に落ちて拭き紙のカスまみれになったりといった空き巣にまつわる体験談を一切の脈絡も教訓もなくひたすら書き連ねていく内容で、とにかく字がでかくて行間も大きくさらに軽い語り口なのでなんとか読み切れました、ほんとうにあぶないところでした。侵入した家のカレーをむしゃむしゃ食べたあげくその鍋に排便して棚にしまっておくといった表現が悪びれもせず出てくるし足がつかないようすべての物品を現地調達するため金庫をこじ開けるバールも金物やから盗んでくるといったノウハウも徹底されていて、あたりまえかもしれませんがとにかく生きるうえでのルールがぜんぜん違うことがしみじみ実感できます。「途中の集落を荒らしながら」という表現はあまりにはためいわくすぎてややウケてしまいました。帯の紹介文には「『空き巣予防』の実用書でもある」などと書かれていますが、現代においてはたまたま住宅の数が十分多いから被害を受けていないだけでこのルールのうえでたたかうかぎり遅れをとらないことはむずかしく、すくなくともこの本を読んでなるほどこんな方法があるのかなどと感心する世界のがわにいるかぎり予防は困難だろうなと思ってしまう迫力があります。現在は寄る年波に勝てず警備員として働いているとのことですが、刊行から十年経つ今もそうであるかはかぎりなくうたがわしいですね。あと冒頭で「空き巣は家人に恐怖を与えたり暴力を振るうことは絶対にないのが強盗やスリとは違うところである」と書いてあったので、なるほど空き巣というのは誰にも気づかれず困難を乗り越え報酬を手にいれるところにゲーム性があってやめられないのだろうななどとやや共感しながら読んでいたら失敗に終わったとはいえ複数回にわたって強盗をくわだてていたことが明らかになるのもちょっとおもしろかったです。

ということでかなりかるめの一冊ではありますがなんとか読めました。よいめあてが思いつかないのにくわえ一冊よめたことに気をよくしてまたたくさん買ってしまったので来週もがんばって読んでいこうと思います。

以上です。どうもありがとうございました