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波が落ち着いたら身づくろいをして、病院をめざして 11 時過ぎにおうちを出ます。道中たいへんなことになる可能性をかんがみ替えの肌着とボトムスを持って、病院までのルートはチェックポイントが多い電車に乗ったら意外と一度もトイレに寄らず到着できてよかったです。しかしこのなんとかなっている理由が年齢によるものだとしたら来年もうまくいくのかはわかりません。
病院についたらまずは保健室みたいな小部屋で今日の説明を受け、持ってきた大荷物を渡したりいろんな紙束をもらったりしました。治験に切り替えてからだるいことのひとつが持ち物の多さですね、廃棄の注射器に加え種々の冊子や検体に保冷バッグ、さらに中に詰める保冷剤は凍らせてもってこいとのお達しまでありそれだけでレジャー行くんかみたいな持ち物になるのがほんとうにだるいし、保冷剤くらいはそっちで凍らせてくれやと思ってしまいます。今回も凍らせるのを忘れていて朝方大慌てで冷蔵庫に放り込んだりしてたいへんでした。
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検査の前段階ですでにヘトヘトですがこれでようやく準備が終わったので 13 時ごろ処置室に行って、いまのおれは空っぽの筒だ と思いながら受付をすませます。いつもであればここから下剤を飲みはじめるわけですが今日はもうほとんどスッカラカンなので多少は気がラクですね。検査の順番を待ちながら持ってきた端末でくつうの様子をながめていたら、どうやらなしくずしてきに担当させられていたところが大起動においてそれはそれは見事な爆発を起こしたらしい。初回なので多少は想定していましたが現実のものになってしまうとは、なんで大腸にポリエチレングリコールをつめた状態で不具合の調査までしなくてはいけないんだとかなりみじめな気持ちになりながら手の空いていそうなメンバーに調査を依頼したりしているうちに待ち時間はすぎていきました。
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