昨日より雲の量こそ多いもののしっかりと蒸し暑くしかし空の高さには秋の訪れを感じるおてんきで、連日しっかりおでかけしたのでくたびれたなつやすみっ ☀️ むいかめでした。

昨晩はすいかを食べてお茶を飲んでいるうちにだんだん世界の回転がおさまってきたのでいそいでボルゴウをかきあげ、日付がかわるころにはおふとんへはいりものの 10 ふんていどで寝付くことができました。これがフツウのひとも世の中にはたくさんいるのだろうなと思うとややうらめしい気持ちになりますが、ともかくねむれただけよしとするほかありません。ねむりはあさく早朝にしばしば目が覚めてしまいましたが、意地で寝直しているうちに起きる時間になったのでそのまま起きました。

起きてからは顔をあらってやいた薄焼き卵をパンにはさんで食べ、家族で郡山に行こうという話になっていたのでみづくろいをしたらおでかけです。まずは新幹線に乗って郡山を目指しましょう。おとうさんがペットボトルにお茶をつめてきて、しかしそれを紙コップで飲もうというのにはやや閉口してしまいました。たしかに金銭のことを考えればペットボトルを都度買うよりおとくであろうが、やっぱりよく冷えたものを自販機でいつでも買えるのにはあらがいがたい魅力があります。新幹線はあっというまにわれわれを東北最南の県まで連れて行ってくれて、ゆったり寝るひまもありませんでした。

郡山に到着したらとりあえず市街地を一周します。帝都のくちゃくちゃこちゃこちゃした道がニガテすぎるだけかもしれないが道幅が広いうえひともいなくてゆったりしているのでほんとうに歩きやすい、こういうまちはただ歩いているだけでもなんとなくたのしいものですね。てきとうにバスへ乗ったりしていたら虎丸というところについて、この街にはいったい何匹虎丸という名の飼いねこがいるのだろうかということに思いを馳せてしまいました。歩いていたら虎丸グランデという場所もあって、ふつうのねこより一回りも二回りもでっかいねこなんかなあとたのしい妄想にふけっていたらおわりです。あとバスは Suica が使えないのにクレジットカードのタッチ決済は使えるというよくわからない状況になっていて、はやいところ交通系 IC カードを使いたいぜ と思いました。

街並みをざっとながめたらこんどは東北本線にのって白河へいきます。白河はご当地ラーメンで有名らしいのでせっかくなら食べに行くかという感じで向かったのですが、いざついてみると Suica 非対応どころか改札すらなく駅員さんに券もらうしかないわ駅からラーメンやさんまでは 15 分くらい歩くわと実にハードコアな仕様でおさんぽ好きとしては大興奮です。街並みも独特で言わずもがなさびれてはいるものの道中にはぱらぱらと小洒落た感じのお店があらわれて、しかしそのどれも閉じているあたりにいろいろな変遷を感じてしみじみしてしまいました。町おこしと一口には言ってもほんとうにほんとうに外から見えない困難がたくさんあるのだろうなと勘案します、オシャレなカフェひとつできたところでひとがいないとどうにもならないみたいなこともあったりするのでしょうか。

しばらく歩いてたどりついたラーメンやさんはスープ切れとかで閉じていたらどうしようと思いきやあっさり入ることができて、ちゃんと白河ラーメンを食べることができました。さっぱりした醤油のスープにもちもちした手打ちの太麺がからんでおもいのほかおいしい、たんに醤油ラーメンが好きなだけかもしれません。もそもそ食べていたらあとからきたお客さんが入店を断られたりしていたのでかなりギリギリだったのかもしれません、もしくはだいぶ気をきかせてもらったのかもしれません。

せっかくなので帰り道はしぶるおとうさんをひきずって行きがけに見かけた廃墟を見に行ったりもしました。みょうに風格がある建物だと思ったらかつては設計事務所だったらしい、もうすぐ解体されるようなのでじっくり観察してしまいました。これまた雰囲気のあるトンネルを発見したりしながら駅まで戻ったらみょうにモダンな感じの コミュニティセンターや図書館もあらわれて、どちらも建物がカッコいいうえかなり地元になじんでいる感じがして好感触でした。こういう再開発っぽい建物ってそこだけやたらオシャレになって浮いてしまうことがしばしばあるように思いますが、この街はなんだかみょうにオシャレというか独特の雰囲気があってそれによくマッチしているように思います。せっかくなのでおにわにあったトランポリンで飛び跳ねたり屋外ステージでふざけたりもしました。

まだまだ歩き足りないのでいったん駅にもどったら高架をくぐって線路の向こうへわたり、小峰城へもいきました。14 世紀くらいに建てられたお城を丹羽長重が寛永に大改築したものとのこと、あの武家諸法度によって華美なお城を作るのを禁じられたタイミングだったので天守のかわりに三重の櫓になっているらしい。東北あるある:戊辰戦争で焼失 を経験してはいるものの平成の時代に大規模な復元工事を行いいまではすっかり立派な石垣や櫓を思う存分味わうことができてことのほかたのしかったです。復元には木材の寸法や種類までを精緻に記録した史料が非常の役に立ったとのこと、むしろ建築物の設計資料としてそういうのが残っていないところに日本で文書主義が根付かない理由なんかを感じてしまいそうになるが実際は防衛にかかる機密情報だったからみたいなこともあるのかもしれません。あとこの文章をかくためにあらためて wikipedia をよんでいたら

大規模な木造建築は日本では建築基準法で原則禁止されているが、白河城では人の立ち入りを想定しない工作物として建築許可を得たのち、完成後に見学者を内部に入れるよう変更した。これは一種の「脱法行為」であるとの観点から問題となったが、後に問題なく立ち入れるようになった[13]。

ということらしい、城ひとつ復元するのにも kludge な手段を用いなくてはいけないところに法律の運用のむずかしさを感じます。

震災を経てもなおみごとに復元された石垣から御三階櫓までは登って中へ入ることもできて、せっかくなので見にいきました。現地の杉を使ったら戊辰戦争のときの弾痕が残っていたみたいなエピソードもあってみごたえがあるし、観光地ではなく歴史的な経緯を踏まえた砦としての城というのを狭間の隙間っぷりや階段の急さに感じることができてたのしかったです。なんというか全体的にほんとうによくできている、パネルとかもちょうど知りたい情報を展示してくれているし素人なりによく練られた内容なのだろうということがよく伝わってくる非常によい場所でした。

あとは茶屋でおしるしのアイスを食べて、ふたたび東北本線に乗って帰ります。新白河から新幹線で帰ろうという話をしていたのですがちょうど一本逃してしまい、郡山行きの方が早くくるようだったので郡山まで戻ってそこから新幹線で帰りました。帰り道にはおかあさんがとうぜんのように定期入れを落としていて、あまりにミスの系譜が似ているのでとっさにこんな血はさっさと絶やしたほうがいいなどと脳裏をよぎってしまいます。ヘトヘトで口数も減るほどだったので駅のスーパーではてきとうに晩の材料を買って帰りました。

どろどろのくちょくちょでなんとかおうちにたどりつき、晩は買ってきた食材と冷蔵庫にあったものでこちゃこちゃやっていきます。まずはごはんをたいて枝豆をゆで夏の薬味をたっぷりきざんで買ってきたかつおのたたきは皮目を炙り直して、めかぶは少し塩気が濃いめのおみそしるにして見切り品の米なすにはみりんでのばした味噌をぬった田楽にします。ダメ押しのようにかぼちゃを蒸してバーニャカウダのソースをかけたらさいごは鯛のあらを煮つけたらそれなりに豪華な食卓になりました。コースの仕込みも楽しいけどやっぱりありあわせの材料を組み合わせておつまみをつくりながらだらだら飲むのがいちばん興奮する、知ってる材料を知ってる調理法でおそうざいにしていくのはなんというかやりこみ要素てきなたのしさがあります。くたびれていたこともあってかたいして飲んでもいないのにわやくちゃになってしまいました。あとかつおはもう時期をはずれているのか皮目をあぶって香りをたててもなお肉がねっとりぐちょぐちょしていてあんまりおいしくなかったのがざんねんです。

以上です。どうもありがとうございました

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