うっすら曇ってはいるものの日中は多少日差しもあってけっこうあたたかくすごしやすいおてんきで、それはそうと睡眠不足の中むやみに外出したせいでまったくくたびれはてたおやすみでした。
昨晩は魔力切れのためかひどいめまいと頭痛で体を起こしているのでさえやっとというありさまで、寝ようにもねむりへ向けた手順をこなすげんきさえなくボルゴウをさぼってなんとかおふとんへ入ることができたのは 2 時まえでした。さいわい寝つきは悪くなかったもののやっぱりねむりはあさく明け方には目がぱかっと開いてしまい、もちろん背中はばりばり頭はガンガンというひどい体調だったのでいたみどめを飲んでなんとか寝直し、11 時の起床でさえかなりギリギリです。なんでこの小さな銀河はたまにおでかけしただけで体調を崩すほど弱いんだ、めげずに訓練しておればいつか乱雑さに心をみだされずにすむようになるのでしょうか。
なんとかおふとんから這い出してからもまだ頭痛が残っておりますが、うっかり予定を入れてしまったためいたみどめをコーヒーで飲み下し身づくろいをしたらなんとかおまちへ向かいます。どうでもよいことですがひとたび髭を剃るとお肌がズダボロになって三日くらいダウンタイムを設けないといけないのあんまりに外出へ向いていなさすぎる、みんな言わないだけでこうなのか?でかいお風呂でひたすらひげを剃りつづけているおじいちゃんがうらやましいばかりです。というようなことを考えながら週末でぐちゃぐちゃの電車に乗っておまちへ行き、この街にもジッ……とできる隙間はないことを再確認しました。比喩ではなくたぶんひとがこないだろうという裏路地に入ってみてもすぐにひとが通りがかってほんとうにうんざりする、こんなことでめげそうになる惰弱な精神にもうんざりです。おひるは小汚い雑居ビルの中にあるよくわからない喫茶店?でピタパンのサンドイッチとシフォンケーキを食べました。いくら店内をオシャレにしても一階がファッションヘルスではどうしようもないのではないかという気もします。
食後はうっかり道に迷ったりしつつおまちをウロウロして、まだ予定までには時間があったのでべつのおまちへ行ってみます。まずはわくわく文明まつりの設計をてがけたひとの展示に行けないかと森美術館へ行ってみたらすぐには入場できないほどの混雑ぶりだったのであきらめて、隣の映画館でチェソソーマソでも見ようかと思ったらやっぱりほとんど埋まっていてウワー(ウワー(ウワ-))となってしまいました。しかたがないので国立新美術館まで歩こうと思ったら巨大な道路がゆく手をはばむせいでしっかり遠回りさせられたのもほんとうに腹立たしく、心拍が一気に上がって脳みそに血がのぼる気配があったのでなるべくゆっくり歩いてなんとか平静を取り戻しました。
しっかり歩いて国立新美術館についたら先日みた企画展をもう一度みるかかなり悩みましたが、ちょうど日展の展示があったのでそちらにはいってみることにします。3 階にわたる展示は日本画から織物彫刻に至るまで多種多様でかなり見応えがあり、それはそうと体調がすぐれないときにみるものではなかったかもしれません。この展示に限らず公募展って見ているうちにひどくウンザリしてしまう。ニンゲンにはこんなにも多様な感性があるのだとでも言わんばかりにあらゆるモチーフが種々の素材と技法とをもって織り込まれていて、にもかかわらずそれらがなんの文脈もなくひたすら並べられているのを眺めていくうちにこれは春や冬といった象徴的な季節のうつろう一瞬を切り取った淡い色彩、複雑にしかし意図をもって絡み合った植物、"美しいニッポン"を思い起こさせる奥行きのない風景、精緻に書き込まれた文明の街並み、なにげない風景に隠された戦闘機や爆弾のような主張……どんどんありもしないパターンを見出してしまってなにがよいのかが急速にわからなくなってくる。この小さな銀河はみごとにあざやかな朱色をうつくしいと思うけど、その感覚ってこの絵画でないと得られないものなのか?乱雑で多様なはずのニンゲンが数ヶ月あるいは数年かけて作り上げた作品が実のところ代替可能であるにもかかわらずこうして解釈されるのを待っているという状況、すくなくともそのようにしか感じられないちゃちな感性を突きつけられたような気持ちでほんとうにヘトヘトになってしまいます。ぜんぜん別ものでしょうがこの感覚はソシャゲとかで新しい萌えキャラが登場するとすぐ古今東西あらゆる衣装で手垢のついたシチュエーションが再演されすみやかに萌えの可能性が尽くされていく様子に対して覚えるそんなことをしてはいけませんよという気持ちとちょっと似ているかもしれません。
半分くらい見たところでヘトヘトになり時間もよい感じになってきたので切り上げ、あとは館内のカフェテラスでコーヒーを飲んでやり過ごしました。このカフェテラスはいつ来ても常にキャパオーバーですごいですね。レジの数を増やし電子決済の端末とかをもう少し高速なものに置き換えたら一気に高速化できるのではないかとはちょっと思ってしまいますが実際はそう単純でないのだろうな、もしかしたら待ち時間もラグジュアリィということなのかもしれません。
晩はひとびとと合流しておまちの巨大ビルディングの中に入っているよくわからないおみせでごはんを食べました。入店にあたり隠し扉を探せという意味不明な指示を受けてかなり不愉快な気持ちで入った先に待ち構えていたのはひさしぶりに純度 120%の成金めしで、前菜としてうにとキャビアをのせた肉寿司というのが出てくるのであまりの下品さにかなりウケてしまいました。こういうおみせってなぜかあらゆるものにうにを乗せたがるがこの組み合わせをほんとうにありがたいと思うやつがいるのか?味は言うまでもなく肉の脂がうにとキャビアの生臭さを引き立てる感じで、別々でたべさせてくりゃれ と思うばかりです。キバのひとをはじめとした芸能人のサインがずらりと並んでいたのでたんに小さな銀河が貧乏舌というだけのことかもしれません。つづくおりょうりもひたすら能書きたっぷりのお肉と松茸がつづいて味の組み立てもなにもあったものではなく、箸休めのサラダまで信じられないほど味が濃いのですっかり食べ疲れてしまい最後のお肉はひとにゆずるありさまでした。やたら登場する松茸もかさがしっかり開いた大味なものでほとんどエリンギと大差がなく、われわれ庶民が口にできる高級食材ってこの程度なのか?というのとこんなことをしてはいけませんよというのでめちゃくちゃみじめでなさけない気持ちになります。せっかく個室なのに店員さんがひっきりなしに入ってくるのでぜんぜん落ちついておはなしできなかったのもざんねんです。みんなげんきなのを確認できただけでよしとして益々のご発展を願いながら解散し、たいして飲んでいないのにもちろんわやくちゃになってしまったので電車でしっかりねむり帰り道にはおうたやさんにも寄りました。蛾の死骸が落ちまくっているせまい廊下を抜けておうちのドアを開ければカビ臭い空気が流れてきて、たまに張り込んで成金めしを食べてみてもどうせこの場所に戻るのだからほんとうに意味がない。身の丈にあった生活を!と思いながらお風呂場のおそうじをしていたら日付もかわってしまいました。
以上です。うれしいこと心踊ることを考えましょうねえ!!→ ゴジュウジャー OP でイントロに入るときジャンプするのに合わせてちっちゃい火花が散るのいいですよね。どうもありがとうございます