一日とおして弱い雨が降ったり止んだりで気温も一向に上がらない昨日のあたたかさがなんだったんだと思えるようなおてんきで、それでもしっかりおでかけしてくたびれつつもそれなりにたのしい小連休いちにちめでした。

昨晩はゆでたお野菜をお野菜だからあんしんですと信じてむさぼりたべながら間断なくげんきドリンクを飲んでいたら信じられないほどわやくちゃになってしまい、ベッドで一瞬横たわった隙にあえなく目を瞑ってしまったらしくゲームオーバーです。そのあと残っていたねむりへ向けた手順を終わらせおふとんに入ろうがもうねむれるわけがない、頭痛の気配もあったのでいたみどめと一緒に魔法薬を追加してようやく寝付けたのは3時まえでした。

とうぜんねむりが深くなるはずもなく明け方しばしば目を覚まし最終的な起床は10時半、起き抜けは頭がいたいし気持ちがわるいしなんで連休初日にこんなになるまで飲んでしまうんだと昨日の愚かさを呪うばかりでした。弱いんだから飲むにしても一杯をだいじにたのしめばよいものをぐいぐい飲むのがきもちよいという学生のような価値観をまだ捨てられておりません。

まったくの自業自得で起きてからもしばらくは呆然とするほど調子がわるいですが、浅煎りの豆にじゃばじゃばお湯を入れる戦略でいいかんじに入ったコーヒーを飲んでトイレとデスクを往復していたらようやく少しげんきがでてきたのでとりあえずおそうじをやりましょう。ほこりを払って掃除機をかけ床を拭う短縮版の手順でおへやだけきれいにして、あとはトイレもピカピカにしたらおわりです。

おそうじを終えたらせっかくのおやすみですからでかけます。身づくろいをして外へ出ようとしたときにようやく雨が降っていることに気づいて、そういえばまともな傘を一本も持っていないこともあわせて思い出しました。しかたがないのでかばんに入れっぱなしの折り畳み傘をひっぱりだしてきましたがいいかげんちゃんとした傘を買わないとこの先の長雨は乗り切れそうにありません。傘ってどこで買えばいいんだ、そのへんの雑貨店などにいってみても wpc の緊急時以外どうでもいい傘が数種類ぱらぱらと置かれているだけでなんのおもしろみもないし、世の中のオシャレさんはどこで買っているのかいつも気になります。

そうしてやや混雑している電車に乗ったら神田へ、まずは腹ごしらえがてら喫茶店にいくことにします。地図アプリをたよりにたずねた一軒めは祝日のためかおやすみ、というか全体的にどのお店もおやすみだしその閉じ方というのが今日だけとは思えないほど静まり返っていてうっかり中間世界に迷い込んだのかと思いました。

もうしばらく歩いてたどり着いた二軒めはちゃんとやっていたので安心して入り、スモークサーモンのベーグルとコーヒーを注文しました。注文してから店内を見回して見るとどうやら海外のひとにも人気な有名店っぽくひっきりなしにお客さんがやってくる、それはそうといつか大いなる流れでみたことのあるスマホをいれると紫外線殺菌されて返ってくるなぞの装置がついた洗面台もある!!喜び勇んでスマホを入れて手を洗っていたらほんとうに数十秒でせりあがってくるので大興奮でした。なんのうたがいもなく入れてしまいましたがそのままロックされて戻ってこないみたいなことがなくてよかったです、あと洗面台の水道は勢いがおかしくてあたり一面がビチョビチョになるのでほんとうに正しいかどうかよくわかりませんでした。

そうしているうちにできあがったベーグルは半分に切られた一方にたっぷりのスモークサーモン、もういっぽうには玉ねぎが乗せられていて、サーモンがただでさえギトギトで重たいのにクリームチーズまで塗られているのでかなりくるしい味でした。スモークサーモンってもっと野菜たっぷりのみずみずしい味わいの中にあったほうがぜったい輝くだろうと思うが小さな銀河がおやさい大好きクンすぎるだけかもしれません。あとコーヒーはバッチブリューと書かれていてなんなんだと調べたら機械でまとめていれるというだけのことらしい。バッチって batch かい、カッコつけんとまとめてブリューといいなさい!!

食後は今日の目的地である絶滅メディア博物館にいきます。「紙と石以外のメディアはすべて絶滅する」のキャッチコピーどおり絶滅したメディア:フィルムカメラからXDカードにいたるまでをところせましと並べた私設の博物館で、電脳世界でも定期的に話題になっていますね。公式サイトをみると

来館者により撮影された収蔵品が世界中のメディア・ブログなどに分散記録されその姿が永遠に残ることが最終目標です。ぜひ収蔵品を撮影してご自身のSNSやメディアで公開して下さい。

とのことなので写真をいくつか貼っておきます:

ピピン@。ゲームハードはほかになかったはずで絶滅というくくりならセガ・マークIIIとかもあるべきではないかというような気はしますが、それはそうと恥ずかしながら現物をみたことがなかったので大興奮です。ゲームのラインナップが絶妙に売れなさそうなラインなのは売れなかったからこうなのかこうだから売れなかったのか、こんどしらべてみようと思います。

急にエバーがはじまるのも私設ならではのよさですね(こんなことをしてよいのかはよくわかりません)。なにせみんながポケモンで遊んでいる頃にグンペイやってたのでシンエバーで 式波・アスカ・ラングレー さんがグンペイを遊んでいたときにはこれがあたしのネオン・ジェネシスっ!と感動したものです。

iPhone 5S とかが出たころに作られた縦に伸び続ける iPhone のクソコラを彷彿とさせる不気味なリモコン、かなりおもしろい。外資のストリーミングサービスがボタン戦争に勝ってその地位を盤石のものとしたみたいな話を参考にして柳のしたのドジョウをさらおうとするところにたくましさと工夫のなさを感じてしみじみしてしまいますね。

記憶メディアの記憶、家にあるどうしようもないメディアはこうやって飾ると多少はさまになるかもしれません。このなかではメモリースティックの悪どさが群を抜いているような気もしますが実際どうだったのかはちょっと気になります。あと中段あたりにある Wi-Fi AP として機能する SD カードはかつて異世界おじさんの作者のひとがボルゴウで絶賛しているのを読んでなんて便利な時代になったものだと感動したような記憶がありますが、あらためてしらべてみたらぜんぜん現役でちょっとウケました。そういえばSD カードが覇権を握って以来こういうメモリーカード類って完全に進歩が止まったような気もする。

おどろくべきことに Amazon dash ボタンもかなりの数が並んでいました。実は手軽に手に入る IoT デバイスだったのではないかというような話もありますがいまでも使えるのでしょうか。しらべてみたらまだ1こ100えん程度で買えるっぽいのでがぜんきになってきています。

そのほか折りたたみ方向でキーの向きまで変わる狂ったギミックが搭載されていることでおなじみ P-01Aの実機も触ることができて大満足です。アナログな機構で成立するギミックは電源がなくともたのしめるのでよいですね。こういうおかしな方向にエネルギーをそそいだ文化がガラパゴスと揶揄されいずれすたれていったのもいまとなってはむべなるかなというところであるいっぽう、こういうギミックひとつひとつに未来が今!と大感動していた気持ちも忘れないようにしたいものです。しかしさすがに iida G9 がならんでいたときにはあたしのカワイイ日々を歴史にしないでっ!とは思いました。

というかんじでとにかくぜんぶ触れるいじれる写真も撮れる(ダメ押しのように飲食もできる)という空間がすばらしく、端から端まで触っていたらあっというまに時間が経ってしまいました。ただ雑然と並んでいるわけではなくおおまかに年代がわかるようになっていたり展示品の隙間には館長のイズムがうかがえるクイズやコメントが挟まれていたりと工夫に満ちていてしらないなりにかなりたのしかったし、正直に申し上げればいま ADB でつなぐ黄ばんだキーボードを電脳古市で購入するかかなり悩んでおります。

あとまあさんざん言われていることだし安易にノスタルジィ野をツンツンしないで〜(;o;)の気持ちはありつつ、やっぱり90〜0年代の電子機器のデザインってよすぎるな。トランスルーセントな素材にグラマラスな曲線にといった要素はリバイバルされているいっぽう、あきらかに持ち歩き不適のサイズであってもとりあえず取手をつけてみるとか筐体に対して笑っちゃうくらい小さい液晶がついているとか、制約をそういうものですと言い切るだけの腕力は真似しようとしてもなかなかできないのではないか。もちろん暗くてぜんぜん見えない液晶をジョグダイアルでちまちま操作するのがいいかと言われたらぜったいに大画面でスワイプひょいのほうがいい、しかしこの便利さを知ってしまった今日における不便を不便とさえ感じなかった時代の空気をあらためてまとうのはやっぱり難しいかもしれません。

また電子機器のアーカイブが途方もなくたいへんなことであろう、そしてその難易度は今後も上がり続けていくのだろうというのは強く感じました。フィルムカメラなどは(たぶん)レンズと巻取り機構が無事なら少なくとも100年程度持つことはわかっているが、液晶とちょっとした物理ボタンだけであとはすべてソフトウェアで表現される今日のデバイスってそれにくらべるとあまりに保存性が低すぎる。とくにバッテリーと液晶、なにもしていなくてもギトギトのバリボリになったりいきなり燃え出したりするようなものを長期間動く状態で保存するのはかなりむずかしいだろうしタブレットは集めていないと言い切っていたのもなんとなくわかってしまいます。

微風ゾーンに絶滅メディアですっかりジャンクづいてしまったので帰り道にはオタク・ストリートに寄ってジャンクやさんをひやかしました。べつにジャンクに詳しいわけでもないしこういう逆張りのリバイバルもすっかり流行り尽くして価値のあるものやおもしろいものはとうに妥当な値付けがされた今日においてもやっぱりコンテナを漁って指をこなこなさせるのはやっぱりたのしい。かなり状態のよさそうなメガドライブを思わず買ってしまいそうになりましたがなんとかこらえました。あとどうみても観光客っぽい子連れのひとがジャンクをあさっていてなんたる英才教育だと感嘆するばかりです。おそとを満喫してすっかりくたびれたので電車に乗って、帰り道にはスーパーでちょっとだけおかいものをしました。

晩はメインをたっぷりある豚汁に据えつつ買ってきたぶりの切り身は照り焼きにしましょう。塩をふってからしばらく置いて水を出し、鉄フライパンだとはりつきそうな予感があったのでテフロン加工のフライパンで焼いたら身がするするすべるのでなんとあつかいやすいものなのかと大感動です。両面にしっかり焼き色がつくまでなるべく触らないよう焼いてから皮目はバリバリに焼き切って、醤油・みりん・砂糖をとかした合わせ調味料をさっとまわしてとろみがつくまでガンガンフライパンをゆすったらかなり理想のできばえになりました。

あとはつけあわせにまだあった紅芯大根の甘酢漬け、あたためた豚汁にスナップえんどうの卵サラダやたくあんまで添えたらひさしぶりに豪華な食卓になった気がします。早い時間に食べはじめたこともあってもそもそ食べてからもまだ夜が長そうなのでまだまだ歩きたりないぜ〜と思いあえて遠回りしてコンビニに行ったりしてみたら今度は疲労が吹き出してきて、結局買ってきたげんきドリンクも飲めないまま日付が変わってしまいました。

以上です。どうもありがとうございました

くらしのチェックシート