昨日に引き続き日差しには夏の熱を感じつつも風が吹いて気温はそれほど上がらない初夏らしいおてんきで、ひさしぶりのつういんでやっぱりくたびれたおやすみでした。
昨晩は遅寝だったためか魔法薬をはやいめに飲んだためか、めずらしく体を起こしているのでさえギリギリなほどのすさまじいねむけがおそってきたのでボルゴウを手短に切り上げて0時過ぎにはなんの恐怖も感じることなくおふとんへ入ることができました。
おふとんへ入ってからも目がさえてしまうということはなく奇跡的に1時前には寝付くことができたし、入眠に関してはほぼかんぺきといってよいでしょう。そうしてほとんど中途覚醒もなく起きたのは8時半、なまじよくねむってしまったためか今度は起きるのにたいへん難儀しましたが遅刻しなかっただけよしとします。
起きてからは身づくろいをして、冷凍庫でカチコチの保冷剤をバッグにつめ日誌だなんだをかばんにつめたら病院へ行きます。いまさらではありますが治験というのは持ち物がおおくてほんとうにだるい。保冷剤にいたっては凍らせてもってこいなどと言われるし、持ってくるものの多さ複雑さのわりにその負担を減らすしくみはいっさいなくしかも忘れると超絶ややこしいことになるというのは被験者の知性を信じすぎていると思います。
おうちを出たら近くのまいばすけっとでごはんと飲み物を買い、今日は山手線が遅延しているというので南北線で後楽園へ向かいます。さすがにピークの時間は過ぎているだろうなどと油断しておったらとんでもない、やはり押し合いへし合いのギュウギュウでこのさき毎日これに乗るくらしになったらそのときはすべてやめようと強く思いました。くつうの見通しが持てない現状ではぜんぜんありうるというのもイヤな話です。後楽園で降りたてからも丸の内線に乗り換えるまでにはめっぽうやたらに歩かされてまったくくたびれはてる、この病院というのはどこから行っても意味不明な乗り換えに労力をさくはめになるのでほんとうにイヤですね。このぶんなら自転車で行くほうがまだ快適かもしれません。
病院に着いたら受付を済ませ保健室もとい CRC 室へ、もろもろを渡し受け取りかんたんな検査をしたら採血です。今日はもうマスクに隠れていない目元だけでもその風格が漂ってくるようなベテランのひとが担当してくれて、神がかり的な速度と無痛で終わったので逆になんかおもしろくなってしまいました。
検査を終えたらこんどは診察、ここの待ち時間がすさまじいのでいちおうくつう用の端末を持ってきていたのですがどうにも開く気力が出ず、買ってきたおにぎりを食べたあとはひたすら寝ていたらあっというまに時間は過ぎていきました。今日の待ち時間は2時間弱、これでもかなり短い方だという事実に拠点病院の様子がうかがえるのではないでしょうか。
診察ではとくになにもなく、血液検査の結果がなにもなさすぎてほめられたくらいです。ほかに気がかりなことがないか聞かれたので血圧が高くてという話をしたら 塩分、ですね。と言われて 塩分、ですか。と思いました。病気由来ではなさそうな高血圧ってまじでお医者さんでも塩分くらいしか言うことないのかな、いちおうフォローのような感じでもし気になるようならと血圧計の購入をすすめられたので買ってみようかちょっと悩みます……がいくらなんでもヨボヨボな悩みすぎるような気はします。最後にはユウウツな内視鏡の話もされて、液体の下剤でよいか聞かれたのでいちおう錠剤もあるか聞いてみたらイヤそうだったので液体のままにしておきます。毎年のこととはいえまじでイヤ〜、今年もあのえもいわれぬ丸くて不気味な甘みを1.5L味わうことになると思うといまからほんとうに気がしょげます。
診察を終えたら内視鏡の説明もされて、いつのまにかヌルッと事前準備を自宅でやることに決まったらしい。早起きしなくてよいのは気がラクですが下剤でなにとは言わんがツルツルになった状態で電車に乗らなくてはいけないというのはほんとうに緊張しますね、実績ベースでいえばまあなんとかなるのですがある日とつぜんなんとかならなくなるのではないかという恐怖はぬぐえません。もはや検査食などの案内すらされなくなって熟練の感じが出てきましたが、こんなことに熟練してもしかたがないとはかなり思います。
説明を受けてからはまた少し謎の待ち時間をはさんで自己注射、今日は処置室がやたらバタバタした雰囲気だったのに引っ張られてあわてて打つはめになりました。内視鏡ほどではないにしてもそれなりにイヤだった衆人環視での自己注射もすっかり慣れたもので、多少痛みはありますが人前なのでぜんぜん痛くありませんよの感じをめいっぱい出しておきました。血圧は相変わらず信じられないほど高い、しかしこれは待合室で寝まくったせいというような気もします。別れ際 CRC のひとには医者はああ言っていたが塩分を気にする必要はないですよというようなことも言われて、塩分を気にする必要は、ないのですね。と思いました。
これでようやくワンセットが終わったのでお会計、今回は下剤を受け取らなくてはいけなかったので会計処理時にどこで受け取ればよいのか聞いたら会計時に払い出されるお薬番号で呼ばれたら一緒に出してくださいね!と軽くあしらわれてしまいました。実はこのお薬番号、どうやら治験のときには確定で払い出されるが薬の受け取りは通常の窓口ではなく CRC 室なのでいつまで経っても呼ばれないという地味なバグが知られているのです。が言われたとおりにしたほうがよいかと待ってみてもとうぜん呼ばれない、そうしているうちに CRC 室へ行く時間になってしまったのでいったん向かって簡単な検査を受け、薬を受け取ってから再度戻ってもやっぱり呼ばれていないのであきらめて通常の窓口に処方箋的な紙を出したら一瞬で出してもらえてまじでなんなんだと思いました。イレギュラーにつぐイレギュラーなので通常の窓口で処理されないのはしかたないこととはいえ、いちおう治験ですよカードとか出してるんだから例外処理に気を払ってくれてもいいのにとは少し思います。
あいかわらずトラブルもあってほとんど寝ていただけのはずなのにへとへとですがともかく終わりは終わり、13時半には病院を出られたのでおひるごはんを外で食べましょう。せっかくなのでおいしいつめたいおそばが食べたい、地図アプリで見つけたよさそうなお店に向かい神田明神のほうへそこそこ歩いていったところなんと人手不足で平日のランチをやめているらしい!人手不足ならしかたない、がテイよく利益のでないランチをやめたかっただけなのではないかとちょっと邪推してしまいます。
このあたりはいかにもおそばやさんがありそうな雰囲気のわりにぜんぜんかわりのお店がみつからないので、あきらめていつかひとときた神田明神のそばにあるおそばやさんへ入りました。なんとなくメニューとかがチェーンぽいのでしらべてみるとやはり多業態で展開している外食グループの運営しているおそばやさんで、しかしチェーンというほど数を出しているわけでもないらしい。世の中にはまだまだ知らないことがあるぜと思いながら天ざるをたのんだらもちろんうまいはうまいが天ぷらは熱々でないと食べきれないだろうなと予感させる衣の厚さでした。
案内されたカウンターでもそもそそばをすすっているとキッチンの声がよく聞こえてくる、どうやら中堅くらいのひとと最近入ったとおぼしき若手が夜の仕込みをしているらしい。肉足りるの!?とか切るだけだからなんとかなるだろというような赤裸々なことば、そして給料は我慢料だよというようなありがたいおはなしまでぜんぶ筒抜けでじゃあこの小さな銀河もいまお給料をもらえるのかもなと少し思いました。しかし窓越しに修学旅行生をめざとく見つけてすかさずいじっているのは非常によかったな、あまりに会話が午後の閑散期のそれすぎてうっかり混ざりそうになりました。
食後は甘いものも食べたいので近くのおみせでみつまめを食べます。自家製の麹で仕込んだ甘酒が有名らしいが今日は気分でないなと思っていたら、あとからきたひとが軒並み甘酒と酒まんじゅうを頼んでいくのでみつまめにしてしまったことをちょっと後悔しました。それで思い出したけどひやしあめというのも飲んでみたい、この夏のうちに飲めるでしょうか。さすがにリュックの注射が暑さでいたまないか心配になってきたので萌え萌えな美少女が見守る秋葉原駅まで歩いて、京浜東北線で帰りました。
おうちへ帰っては荷物を置いて、まずは忘れないうちに処方箋を出しに行きましょう。せっかくなので自転車に乗ってみたら今度はリュックのべろべろしたところが車輪に巻き込まれかかっていてほんとうにあぶない、自転車に乗っていないあいだにぞんべろびろびろした服ばかり着るようになったので油断するとすぐ大事故を起こしそうでこわくなってきました。薬局は昼下がりのいちばんだれもいなさそうな時間だというのにやっぱりしっかりご老人がいてちょっと気がめげました。
ぶじにおくすりをもらえたらせっかくおやすみカードを切っていることだしコーヒーを飲みに少し自転車を走らせます。移動速度が上がって行動範囲がひろがったのだしと思いつくまま走ってはみるのですがやっぱり少し走ると知っている風景に戻ってきてしまう、思った以上に徒歩であらゆる近所に行っていたようです。巣鴨まで大回りしてこれならさすがにと思ったら今度は道ががちゃがちゃゴミゴミしてきて自転車で走るにはこわい感じになってしまったのでおとなしく退散しました。
目的地として設定していた喫茶店は例のごとくおやすみで、探してみても意外と選択肢がなかったので存在は知っていたが入ったことのないおみせにいってみることにします。急すぎて平衡感覚がくるう階段を登った先には線路をのぞむ窓がある落ち着いた雰囲気のおみせで、棚には POPEYE や BRUTUS が並んでいるがそれがこなれて馴染んでしまうくらいにはオシャレな空間です。
つめたいコーヒーとガトーショコラを注文し、こういうおみせでアルバイトにいそしむ美少女名探偵の様子を想像して心和ませながらもそもそ食べていたら派手髪のおにいさんがやってきた。どうやらアルバイトのひとだったらしく STAFF ONLY の扉の向こうに消えて行きましたが、あれくらい思い切った格好をしてこんなおみせでアルバイトするのってまるでフィクションみたいなのであまりにうらやましすぎてしばらく呆然としてしまいました。ガクセーのころブックオフとカラオケに行く以外は基本家でずっとジッ……としていたのはほかならない小さな銀河ではありますが、もうすこしマシな過ごし方もあったのではないかと今になっては少し思います。
コーヒーを飲みきったら夕暮れが近づいてきたまちをトボトボ戻り、帰り道にはおさかなやさんで刺身を買いました。店頭にほやがでていて買うかどうかかなり悩みましたが、さばくげんきはないので見送りました。こうやって今日はいいやを積み重ねていった先がいまこういう感じというところになにか教訓を導いていただければと思います。
おうちへ帰ってからは部屋をかたづけグィターをチャカチャカして、大連休の暴飲暴食がたたってかみごとに肛門が切れているので晩はおとなしめのごはんにしましょう。ひらまさとひらめの刺身に塩をして水を出しているあいだにパックのつまは塩水でよく洗い、半量はかぶやくさりかけの長ねぎといっしょに昨日作ったお味噌汁にいれてしまいました。あとはごはんを炊いてきゅうりとわかめの酢の物でも並べればまあなんとなくそれらしい食卓にはなった、せっかくなので昼に食べなかったおにぎりも温めて食べました。
明日はゴミの日なので食後に冷蔵庫のおそうじも少ししておきました。存在を忘れてくさらせてしまったそら豆と卵のスープは、なんとおどろくべきことにまったくドリアンのにおいになってしまいました。ドリアンのにおいって強烈だがほかにないと感じていたのでこんな身近に再現するものがあるとはおどろきです。あとは冷凍庫で凍っていたジャックフルーツのほんの残りが霜だらけになっていたのととりあえず凍らせておいた昆布のだしがらやレモンの皮、こういうまだ使えるかもというくらいの食材?はたいてい冷凍するとそのまま忘れるので出たときに使い切ってしまう必要があります。あとは23年12月につくったらしいベシャメルソースもごめんなさいして捨てました。ソースって作るのはいいけど使わなさすぎる、しかしあまりにもったいないし真空引き機でも買えば使い切れるでしょうか。
以上です。どうもありがとうございました
