日が差し込んできたかと思えば雨がぱらついたりするうえ気温も湿度も高く蒸し暑い快適とはほどとおいおてんきで、ひさしぶりにオタオタ過ごしていたらおわったなつやすみっ ☀️ ようかめでした。
昨晩はだらだらのんでいたらやめどきを見失ってしまい、結局日付がかわってからあわててボルゴウをかきあげることになってしまいました。実家ではあれほどさっさと手早くねむりへむけた手順をこなせていたのに戻ってくるとすぐダメになってしまいます、たんに実家でははやじまいかつやることがなさすぎるだけな気もする。げんきドリンクの効力でねむりもあさく、しばしばの早朝覚醒をはさんで起床は 10 時前です。
お世辞にもよい睡眠とはいえなかったのでどうにも朦朧としていますがとにかく顔を洗って、かんたんにみづくろいをすませたらげんきがなくなるまえにおさんぽへも行ってしまいましょう。さすがにここ数日遠出しすぎてくたびれたので今日は住宅街をウロウロするにとどめて、そのぶんいつもより丹念に小径をウロウロして歩数をかせぎました。ちょうど近くの神社で大祭があるらしく、道中こども神輿に遭遇してあわてて進路をかえるなさけない場面もありました。本音をいえばなつやすみっ ☀️ を満喫するこどもたちが放出するたのしさ若さを取り込みたい気持ちはあるが、それってあまりに不審者すぎる。屈強なおとうさんたちに囲まれて言い訳できる気もしないのでなるべく距離をとってひたすら歩きに歩いていたらあっというまに汗みずくです。
歩数を稼ぎ終わったら駅前の喫茶店で休憩します。つめたいコーヒーでソーセージエッグマフィンを食べたらなかにたっぷりと卵とマヨネーズのフィリングが入っていていらねーことすんなと思ってしまいました。このおみせは立地がよくひともそれほど多くないのがありがたいいっぽう、おりょうりがどれもギトギトしているのがすこしざんねんです。そういえば実家で読んだレシピにシャンパンで白身魚とか夏野菜をさっくりたべるみたいなレシピが載っていたのを思い出したので、帰り道には駅ビルのなかにあるいけすかないスーパーでシャンパンを買ってみます。たしかレシピにはシャンパンをもっと気軽にたのしみましょう ♪ みたいなことを書いてあったような気がするのですが、いざみてみるとバカなこと言ってんじゃないわよという感じの価格だったので小さいボトルにしました、こういうときはげんきドリンクによわくてよかったと思います。ついでにシャンパングラスを手に入れられないかと同じビルのいけすかない雑貨やさんへ行ってみたのですが、あいかわらずへんな形のグラスしかないのであきらめました。
最寄りの商店街まで戻ったらおさかなやさんでシャンパンにあいそうなおさかなを探します。先日あったひととこんど釣りに行こうという話になったのでさばく練習をかねてでかめのおさかなを 1 尾買いたかったのですが、暑い季節だからか丸のものは少なかったので安くなっていたいわしを 2 尾と真鯛のサクを買って、生物を手に入れてしまったのでとりあえずおうちに戻りました。さいきんようやく別に一日何回おかいものにいってもよいということに気づいて、それに気づいてからだいぶおかいものの選択肢が広がった気がします。
おうちに帰ったらちょうど洗濯物の乾燥が終わったところだったので大感染の汗がじっとりしみた寝具をひっぺがして洗い、汗が落ち着いたらふたたびおかいものへ行きます。まずは近所でいちばんおいしいパンやさんでバゲットを、ついでにものめずらしさでイカ墨のフィセルというのも買ってみました。イカ墨って食べる機会はそこそこありますがどうにも頭に入りにくい味で好きだったかどうかも覚えていないのでおいしいかどうかちょっと不安です。さいごはスーパーできらしていた野菜類のおかいもの、夏だし夏野菜は安いだろうとたかをくくっていたらズッキーニ 239 えんパプリカ驚異の 399 えんで卒倒しそうになりました。これはさいきんよくある旬の野菜がやたら高いやつかと思いましたが、よく考えたらこのスーパーはもうすぐ閉店だしもはや安く売るインセンティブもとくにないのかもしれません。切らしていた気がする食材を勘でカゴにいれてお会計にならんだらいつもと違う位置のレジに案内されて、ふとふつう案内されるはずの方を見てみたらなんと支払いの段階でお客さんが消えていたらしい。ようやく事態を把握したっぽい上級店員のひとがやばいぞやばいぞと呟いていて、たしかにやばいぞやばいぞと思いました。さいわいレジにはカメラもついているようだし次きたときにお説教でしょうか、とにかくなんとかなることを祈りながら店を出たら道にうんちが落ちていて、小学生の作った RPG かよと思いました。さすがに犬のものだと信じたいが形や色がどうにも人糞っぽいのもこわいですね。やっぱりこの街はほんとうにすごい、ふつうあんまり起きるべきではないことが次々に起きて良くも悪くも刺激に満ちています。
ふたたびおうちへ戻ったらちょうど洗い上がった寝具を外に干して、なんとなくシンク下に異常がないかをたしかめていたら粘度のある黒い汁がいろいろなところに落ちている!においをかいでみるとすごくよく知ったにおいだ、この玉ねぎのようなにおいは……「予感」があったのでお腹に力をこめながら中のものを出していくと、予想どおりひっくりかえって今にも死にそうなゴキブリを発見しました。でかめの昆虫とあんまり出会わなくなってしばらく経ちますがまだまだ勘は衰えていませんでしたね。しかしということはこの液体は毒餌を食べたゴキブリがくるしみながら上か下かから吐いたもので、かわいそうではあるがつまり細菌のかたまりか……。とりあえず死骸はトイレに流して、途方もない気持ちになりつつアルコール入りのクロスでよくふいておきました。クロゴキブリの終齢なのでたぶん外からのお客さんだとは思いますが、まんがいちまた卵鞘を見つけたりしてしまったら最悪なのでしばらくはこまめにシュッとしておこうと思います。ショックなできごとがあったのでひさしぶりにオタク・ドロウイングへはげんで心をいやしました。
せっかく時間に余裕があるのでひさしぶりにちゃんとしたおりょうりもやりましょう。まずは髙良康之「愛蔵版フレンチの基本 髙良シェフのおいしい理由」よりいわしのプロヴァンス風をつくります。いわしを手開きして塩をふり、ペーパーにくるんで水気をとっているあいだにトマトやパプリカ・ズッキーニといった夏野菜をこまかくみじんぎりにしておきます。チーズ・パン粉・にんにくなどを混ぜたフィリングはいわしで包んでくしで止めて、フライパンで焼き目をつけてから玉ねぎ・にんにくを軽く炒めたところに野菜類を加えたものへ投入したら白ワインでしばらく煮込んで完成です。懸念していた魚の下ごしらえは手開きということもあってわりとあっさり終わったいっぽう、フィリングのパン粉やチーズをすりおろすのがおもいのほかめんどうでした。
つぎは落合務「『ラ・ベットラ』落合務のパーフェクトレシピ」を参考に真鯛をカルパッチョにしたてます。真鯛を削ぎ切りにしてお皿に並べ塩・こしょう・ビネガーをなじませたらマッシュルームをごく薄切りにして、白髪ねぎをよく水にさらしている間にトマトをこまかく刻んでオリーブオイルと塩を乳化させたドレッシングをつくったらうまいかんじに並べておわりです。マッシュルームはスライサーのほうが薄切りにできるかなと思って試してみたら思いのほか身がよわくすぐにグズグズになってしまいました。
あとは半分残ったズッキーニをレシピにしたがい皮目をよく焼いたポワレにしたら準備はととのいました。いつもよりすこし丁寧に盛り付けてワイングラスも用意して、買ってきたシャンパンをあけたらたのしい晩ごはんのはじまりです。まずはカルパッチョ、正直マッシュルームを生で食べるのはどうなんだろうと思っていましたがこれが油でほどほどにくずれて鯛と野菜をつなぐ役割を果たすのでことのほかおいしい。カワイく盛り付けたぶんではぜんぜん物足りなかったのでボウルに残っていたぶんも追加してしまうほどでした。あとまあ鯛はどう食べようがうまいもんですな、たいしてよいものではないのでしょうが生臭さはオリーブオイルと白髪ねぎがちょうど打ち消してそれをトマトがうまくまとめるのでもちもちした食感と身のうまみだけが残ってかなりいい感じです。
つぎはいわし、これもかなりおいしく仕上がりました。正直いわしはごちゃごちゃやったわりにいわしをオリーブオイルで焼いたやつだな以上のものになっていませんでしたが、やんわり煮えた夏野菜がめちゃくちゃおいしい。いわしの脂のおいしいところをたっぷり吸って歯応えも残っていて、見た目にもカワイイしいわしの身のぱさつきをおさえるソースとしても非常によい塩梅です。先日豚と豆を煮たときも思いましたがメインの具材以外がめちゃくちゃうまくなっているとなんだかとくした気分になりますね。
さいごはズッキーニ、これもしっかりと皮目からよい香りがでて全体がやんわりと熱され甘くなっていてめちゃくちゃおいしかったです。こういうシンプルなおりょうりにはシャンパンの強い泡よりもよく冷やしたわりあいどうでもいい白ワインがおいしいような気もしますが、雰囲気でぐいぐい飲んでいたら少しの量でもしっかりわやくちゃになってしまいました。
そうしてひととおりお腹におさめ、まだ微妙にものたりないのでもう一品くらい作ろうかなと思っていたらちょうどマッシュルームと玉ねぎが変な量あまっていて、よく目を凝らすと冷凍庫にくし切りしたじゃがいもが残っていることに気づいたので「『ル・マンジュ・トゥー』谷昇のおいしい理由。フレンチのきほん、完全レシピ」からじゃがいも・シャンピニョン・玉ねぎのバターソテーというのもつくります。具材をひとつずつ多めのオリーブオイルで適切なところまでいためて最後に合流させ香りづけにバターをくわえるというのがポイントらしく、そのとおりにしたらかなりボリュームのある味になりました。いうまでもなくうまいはうまいがちょっとくどいかもしれません、とくにマッシュルームが油を吸いすぎてちょっと重たいです。冷凍していたじゃがいもの果肉が時間をおきすぎたためかややくずれぎみになっていたのもざんねんです。口の中の油を洗い流すのに追加でげんきドリンクの缶をあけ、わやくちゃの状態でひさしぶりにエニメダンジョン飯をみていたらでかいクラーケンをふつうのイカタコからの類推で倒すシーンで大号泣してしまいました。ダンジョン飯にでてくるおりょうりってあまりに現代的すぎるというかどう理由づけしてもかなり制約のある環境で未知の食材を食べるときのレシピじゃないだろうみたいなのはあるしいくらなんでもでかいクラーケンがそのへんの生き物と同じようにモリぶっさせば締まるというのは乱暴ではないかと思いますが、それはそうとおのおのが持てる知恵とクフウで最適ではないにせよ問題を解決していく姿に文明!ありがとーっという気持ちになってそれだけでめちゃくちゃ感動してしまいます。
以上です。どうもありがとうございました