雨雲がどんよりと垂れこめて夕方には雨が降ったりとさえないおてんきで気温もそれほど高くなく、ちょっとくたびれぎみではあるもののおでかけにおそうじもできてまあまあ充実した小連休いちにちめでした。

昨晩はねむりへ向けた手順もこなしすっかり解放された気分でげんきドリンクをだらだら飲みながらボルゴウを書いていたらしっかり遅くなってしまい 2 時半、さいわい寝付くのにはそれほど苦労しませんでした。深夜のノリであえて翌朝に映画の予約を入れてしまったので起きられるか心配でしたが、飲むペースが遅かったのが功を奏したのかげんきドリンクもそれほど残らずなんとか 8 時には起きることができたのでよかったです。しかし起き抜けは顔がありえないくらいパンパンにむくんでいたのでやっぱり飲まないにこしたことはありません。

起きてからはむくんだ顔を押したり引いたりしてもぜんぜんかわらないのであきらめて、最低限の身づくろいだけしたら萌え萌えな T シャツを着て映画をみに御徒町へ向かいます。かつてはエニメの T シャツなんて死んでもイヤっと思っていたのにさいきんは急にどうでもよくなってユキヲセンセー書き下ろしの T シャツをガンガン着たりしていますが、この変化がよいことなのかはよくわかりません。

御徒町の TOHO シネマズについたら朝ごはんがわりにホットドッグとドリンクのセットを片手に大人気らしい 8 番出口をようやくみました。ストーリーがないらしい原作を映画ぶんの映像に引き延ばすたくみな手腕にこそ舌を巻きますがそれ以外とくにみどころはなく、ほんとうに気に食わないところがたくさんあるはらだたしい映画でした。まずボレロのリズムに合わせてタイトルが出るのとかほんとうにまじでもういいです以外の気持ちがない、繰り返しの中での変容の物語だからボレロがぴったりなんですみたいな話されてもそういう共通点探しに明け暮れるだけの徹底考察はジャンプラのまんがでやってくださいとしか思えません。AirPods をつけたとたんに外界と遮断されるのとかパニックのときのゼイゼイ音といった音響効果もやりたいことはわかるけどあまりにあけすけすぎるししつこい、難解で回りくどいのがよいこととはいいませんが当てる気満々の布陣でこんな不気味なほど親切なつくりにして実際ヒットしてしまうという構造全体がほんとうに腹立たしいほどダサくてしかたありません。発狂の演技もほんとうに鼻につく、なんでこういう映画って発狂するとき髪かきむしりながら床ゴロゴロするんだ。

そういったあけすけな演出によって"明快に"描かれるドラマパートというのがほんとうに腹が立ってくるくらいつまらないのもイヤでした。うっかり子供をこさえてしまった喘息持ちのナヨ男が 8 番出口に迷い込んで責任を負うたくましい「父」に育ったら脱出できるって令和にわざわざやる話か?なんか凡庸なメッセージっぽいことはぐだぐだ描かれていますけどほんとうに見るべきところはなにもなく、ゲームを 90 分の映像にするための接着剤でしかありません。というかただあるだけの怪異に対してムリヤリ物語を付与しないでください!!!!脱出することが目的の場所に自らのダメさを乗り越えちゃんと成長できたやつだけが脱出できるみたいな意味を付与したらそれはもうジグソウじゃん!!!そんなに生の実感や自ら困難な道を切り開く快感で射精したいなら山に行け、そして全員死ね!!!!この展開は作品の瑕疵どころかストーリーのない原作をみごとに翻案したと評価されるべきでたんに小さな銀河が無意味フェチなだけということくらいわかっています、わかってるけど意味や目的なんかなくていいじゃん……。

そしてもうひとつ、さんざん言われていることではありますが津波や喘息といった現実の困難をギミックとして消費する態度もじつに不愉快でした。全体として心因性の喘息は「弱い人間」の象徴なので覚悟が決まれば治るよな 😁 極限状態でこどもの目線に立てないやつは怪異に取り込まれても仕方ないよな 😁😁 みたいな強者の論理で構成されておりそのお眼鏡にかなうやつだけが脱出して次に進めるという物語において、その論理を補強するために喘息の症状や津波の濁流といった現実の困難をたんなる演出のひとつとして用いるのはあまりに無神経で邪悪だと感じます。この物語においてはあらゆる弱さは乗り越えられなくてはならない、それに失敗すると怪異として社会から排斥されますよと言っているにひとしいようにみえる。こういう物語を無制限に肯定していった先にあるのは「先延ばし(任意の困難に置き換えましょう)は殴れば治る」みたいな考え方ではないでしょうか。全体的に自身の感覚がおよばない状況に対して想像力を働かせた感じがまったくしなくて定型発達の健康な人間がかんがえたんだろうなどと邪推してしまいたくなりますし、社会生活をいとなむ自衛の手段として赤子の泣き声でわーっとならないようイヤホンをつけているやつもいるんですよと教えてあげたい。まあそのくらいのことはとうぜん知っててやっているんだろう、だからこそ知っていてなおまあ作品のためにここは踏み付けにしてよいかという判断がなされたという事実、そしてそれがしっかりウケているということにかなりげんなりしてしまいます。そういう骨の髄まで健康なひとびとだからこそとうぜんのように求められる立派な「おとうさん」にならなくてはならないという重圧と可能性をえがきだそうとしている、というような読み方はできなくもないかもしれませんが……正直この作品にそこまでの意志があるとはおもえませんでした。もう少しニンゲンに近づくことができればまたちがった見え方をするのでしょうか。

あとごく細かいことですがゲーム原作ということもあってアイテム管理がおざなりなのはめちゃくちゃ気になりました。序盤でもう入手できなさそうな水を一気飲みしたり吸入器などのアイテム一式をまとめてドロップしてしまったりというのがいちいち気になってこの先ホントに大丈夫!?と思ってしまう、まあ脱出できるまでは空腹とかもないのかななどとじぶんを納得させていたら最後無事に脱出したあとまず水を一気飲みしていたのでがぜんよくわからなくなりました。あの空間って空腹や喉の渇きが発生するの!?そういう生理的な時間経過があるならなんで津波の後びしょびしょじゃないんだ。それぞれはごく些細ないちゃもんでしかありませんが、主題に乗れていないのでそういった描写ひとつひとつで気が散ってしかたがありません。エンドロール文字が曲に合わせて出たり入ったりするせいでめちゃくちゃ読みづらいのも不愉快でした。

終わった後トイレに寄ったらひとが「正直微妙だった」などの感想を交換していて多少溜飲がおりたので、下の階にある服やさんをちょっとのぞいてみます。これからの季節に向けて白いトレーナーがほしかったのですがなぜかみんなヘンな色だったのでシャカシャカしたかんじのボトムスとジャケット、ついでにスウェットを一枚買ったらぜんぶ真っ黒だったうえお会計も信じられない額になってしまいそのまま返品しようか少し悩むほどでした。どうせ何着ても 笑 なんだからしまむらきとけよつー話ですわな。なんだか急にひとがこわくなってきたので、ほんとうは買おうと思っていたカラーグラスも店員さんから説明を受けただけで結局買えませんでした。この小さな銀河はいったいいつになったら出口にたどりつけるのでしょうね、あるいは気づいていないだけでもう……?

このままだと手持ちが真っ黒なスウェットと T シャツだけになってしまうので 2 軒目ではきれいめな服を探します。ジャケットだけあっても合わせる靴がないしなと悩んでいると店員さんがちかづいてきたので腹を決めていろいろ質問していたらセットアップとかも教えてもらって、しかしまったく値段の話をしないのでこわくなって店員さんの目をぬすんで値札をみたら一着で一軒めのお会計なみのどんぐりがふっとぶことがわかったので出直します!とだけ叫んで退店しました。ほんとうになさけねー、いったいいつになったら年相応のきれいな服装になれるんだ。

すっかりめげてしまったのでおとなしく最寄駅にもどり、おそめの朝ごはん兼はやめのひるごはんとして最近よくかよっている喫茶店でカレーを食べて帰りました。少し寝たらげんきがもどってきたのでおそうじもやっておきます。まずは台所、壁や棚板・ガス台のまわりをよく拭いて換気扇のフィルターをみがきガス台やグリルを洗って棚の中身がカビていないかもチェックして、今日はあらたに洗いカゴや箸立てを洗う手順も追加しました。いちど気になりだすとどんどんやることが増えていってさいきんはかならずどこかをきれいにしわすれている気がします。

台所のおそうじがひと段落したらつぎはおへや、パソコンまわりにならべているものものを拭いたらほこりをはらってみょうに汚れやすいドアをよく拭いて掃除機もかけて、床もよく拭いたらだいたいきれいになったといってよいでしょう。厳密には窓や空気清浄機のフィルターなどはおそうじできていませんが、ここまで手を出すと一日で終わらなくなってしまうのであるていどは妥協するしかありません。床を拭いていたら隅の方に黒っぽいものが、初令のクロゴキブリの死骸じゃん!!!不穏なのであらゆるスキマにシュッとして、除湿機の水を捨てようとしたらタンクにも死骸が浮いていて最悪でした。初令がいるということは外から来たのではなくどこかで孵化した可能性が高い、それってかなり最悪かもしれません。日陰の地階という最悪のコンディションなので遅かれ早かれこうなることは予想していましたがやっぱりゲンナリします、なんとか育ちきる前に全滅させられるでしょうか。

あとは入浴がてらお風呂場もきれいにしたらおそうじは終わり、晩はげんきドリンクをたっぷりのみたい気分ですがとくに食べるものもなかったので先日かみきりやさんで読んだレシピを参考に野菜中心でつまめるものをつくってみましょう。まずはスーパーでみつけた塩蔵わかめを塩抜きしているあいだにきゅうりをきざんで酢の物にして、じゃがいもは半量をくしぎりにして酢水にひたしているあいだにもう半分は大きめに切って油でいりつけてから少し水を足して煮て、だいたい火が通ったら砂糖や水飴・醤油をくわえからませた煮っ転がしにしました。うっかり水を足さないまま砂糖を入れてしまってとんでもないことになりかけましたが最終的にはだいたいイメージ通りの味になったのでよいでしょう。なすは厚めに切ってオリーブオイルで焼きしょうゆとウスターソースをからめ、あとは鶏むねをゆでたらさいごはくし切りのじゃがいもの水気をとってからじっくり揚げて最後にタイムを加えたらおわりです。

お料理の合間合間に飲んでいたらおつまみができあがるまえからすっかりできあがってしまいましたがともかくこれでこの小さな銀河をしばりつけるものはなにもない、バイオニクル の DVD についていた特典映像をみながらおりょうりをつまんでげんきドリンクをかたむけていたら信じられないほどわやくちゃになりました。しめにはそろそろ腐りそうだったオムライスのもとをひやごはんと一緒によく炒め、オムレツをのせてできあいのドミグラスソースをかけて食べました。このソースというのがまったく濃いばかりでほんとうにひどい味で、オムライス側にかけた手間が無駄になったのはちょっとかなしかったです。

以上です。どうもありがとうございました

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