あいかわらず一日とおしてみにくい雲が空を覆いしばしば雨さえ降ってくる寒々しくごく不愉快なおてんきで、おでかけはありつつも全体的にぐったりぎみで活動的とはいえないおやすみでした。

昨晩はたのしい宴会も 19 時ごろには終わりみんな帰ってしまい、なぜか残されていた携帯を届けに駅まで走ったりしつつ残されたおとうさんといっしょにおふとんを敷いて寝支度をととのえます。浴室をゆずりあとから入って出る頃にはもう寝ていて、この寝つきのよさが遺伝しなかったことをうらめし……く思ったりはしませんがただただうらやましい。あと加齢にともなう早朝覚醒をもってじぶんもねむりに課題を抱えていますよみたいな話をされるとでは魔法薬を規定の 3 倍のんでもなお目ギンギンのままお布団の中でうごめいてみてくださいとは少しだけ思いまう。こんなすぐに寝ると思わずホットカーペットを最強のままにしていたのでゆるめ、ここからボルゴウをかくわけにもいかないので魔法薬を飲んでおふとんへ入ったのは驚異の 22 時です。一日おりょうりづくめでくたびれたしこのまま朝までぐっすりできないかなどと淡い期待を抱いてはおりましたがとうぜんうまくいくはずもなく小一時間ですっかり目が覚めてしまい、あとはもう暗闇でジッ……としようが魔法薬を追加しようがまったく寝付けずようやくふたたびねむけを感じられるようになる頃には 3 時ちかくなってしまいました。もちろんねむりもあさく明け方は 90 分ごとに目が覚めるし、予定にあわせがんばって 9 時に起きたらいきなりよく寝ていたよみたいなことを言われてアーーーー(オタク・ビースト)と思いました。先日ひとをとめたときも思いましたがはやくねむれなさを球に閉じ込めて送りつける技術が開発されてほしいです。

起きてからは昨日もらったスープをあたためパンを焼き、お気に入りのカップでコーヒーを飲みながら物理的に大崩壊しつつある家の話を聞いたりしました。まだまだ持ち家への憧れは捨てられませんが 1 世紀も経たんうちにこういう大破滅を迎えるんだからなにしても意味ねーとはかなり思います。こうなるまえに適宜なおしながら住めればよかったのでしょうがたぶんかんたんに直せるようなつくりにはなっていないんだろうな、おまちに住むことの難しさをひしひしと感じますね。そうして時間になったのでおとうさんは同窓会へと向かってゆきました。話を聞くとじつに半世紀ぶりとからしい、ニガテにチャレンジするその姿はまじで立派だぜ と 交流がニガテなこの血は絶やしましょうねえここでねえ の気持ちが半々くらいです。

去ってゆく姿を見送ったらもうひとねむりしたい気分ですがとりあえず昨日のボルゴウをかいて、身づくろいをすませたらおうちを出ます。外はやっぱりギリ無視できないていどの弱い雨が降ったり止んだりで気が滅入りますね、この雨模様はいったいいつまでつづくんだというのはもちろんせっかくの貴重な秋がこんなどうしようもないてんきによって塗りつぶされてゆくことがほんとうにガマンならない。気候に対する気持ちばかりは文字通りやるせないし、こうして万物にキレてるおじいさんが完成するのかというイヤな発見だけがあります。ウロウロのはてにたどりついたおまちでは平面から飛び出してきたような格好のふたりぐみがゴミ集積場へ飲み終わりのカップをとうぜんのように投げ捨てていて、現実が萌えを隷属させる場面を目の当たりにしたようでほんとうに落ち込みました。格好ではなくふるまいや精神にのみ萌えは宿りますよ!!!しかしまあ異世界から転生してきて現代のしぐさを知らない萌えキャラが集積所を見たらゴミをすててもよいのだと解釈するのもむりからぬことかもしれません。おひるはなぜかやたら店内が広々しているなぞの喫茶店でチキンカレーを食べました。でかい骨付き肉がそのままのっているのでかぶりつかなくてはいけないかと思いましたが意外とやわらかくフォークとナイフで解体できてよかったいっぽう、カトラリーを同時に 3 種使うことってないので置き場所にはこまりました。食後にはでかいアップルパイも食べて、そうしたらもうすっかり気分も落ち込んでしまったのでシクシク電車に乗って帰りました。やはりこの小さな銀河に文明的な生活はまだ早い、あとやっぱり乱雑さが憎いです。

おうちに帰ってからはすこしだけグィターをチャカチャカして、あとは呆然としていたらたのしいおやすみもおしまいです。来客や外出ですっかり乱れてしまった精神を定位置に戻すためはやいめにおふろへ入り、晩は何回もつくったおりょうりを復習します。まずはいりこだしでつくる小松菜と油揚げのおひたし、油揚げはしっかり油抜きをして小松菜は一枚ずつつんで茎と葉をわけ、調味はしょうゆとみりんできめてくたくたの仕上がりにしたかったのでしっかりめに火を通したら完成です。つぎはじゃがいもの煮っ転がし、じゃがいもを皮付きのまま油で限界までガリガリに焼いたら油をふきとり砂糖とみりんを加えた水でかるく煮て、じゅうぶん火が通ったら醤油をくわえいりつけたらおわりです。知っている材料で知っている手順をたどるとちゃんと知っている味になって、なんの意味もない日々においてはそのことだけが正気をたもつしるべとなるのですよ。

さらに昨日の大おりょうりにおいてあまった材料でちょうどポタージュが作れそうだったのでためしてみます。薄切りにしたじゃがいもを見ずにひたしてよけいなでんぷんをのぞいているあいだに玉ねぎ・エシャロット・にんにくをバターでいため、ぐじょぐじょになったらじゃがいもも加えてさらにいためる。ついでにクレソンの茎をこまかくきざんだものも入れ、葉の部分と一緒にしばらく水で煮込んだらハンディミキサーでぶん回してあとは牛乳と塩胡椒で味と濃度を調えたらおわりです。作ったあとでもらったスープがまだ残っていることに気づきましたがこれからの季節にあたたかい飲み物はいくらあってもよいはずですからね。

ひととおり手を動かしてまんぞくしたので引き出しの奥底で賞味期限が 1 年ほどきれていたもとで炊いたたきこみごはんと一緒に食べました。このたきこみごはんはできあいらしく味が濃いばかりでぜんぜんうまくない、3 合たいたのに 1.2 合ほどで満腹より先に別のゲージが満タンになってしまいました。あらゆることが憎いですな〜、食後はぐったりニチアサをみたり大いなる流れを望洋たる気持ちでながめていたりしたら日付が変わってしまいました。電脳世界で身分を隠して活動するひとからの禁止行為にかんする声明で「素性を探ろうとする行為」というのが書かれていて、そりゃそうというのは当然ながらあまりにバイツァ・ダストすぎてちょっとおもしろかったです。

そんな折ふと床に目をやったら茶色い塊が落ちていて、昨日食べたナッツでも落としてしまったのかと拾い上げたら死にかけのでっかい昆虫じゃねーーーか!!!!悲鳴をあげそうになったのをこらえたのがほんとうにえらかったです。クロゴキブリの終齢幼虫なのでたぶん前にシンク下でみつけたやつと同じタイミングで孵化した一派でしょうか、サイズがだいぶちがったのでもしかしたらまた孵化したのかもしれません。どうして、どうしてこの小さな銀河の日々には常に昆虫の死が色濃く付きまとうんだ〜

以上です。どうもありがとうございました

くらしのチェックシート