よく晴れてはいるもののやっぱり気温が上がらず日中でもダウンが手放せないくらいのさむさがつづくおてんきで、ひさしぶりにしっかり外出してヘトヘトにくたびれたおやすみでした。

昨晩はべろべろでなんとかおうちへ帰りついてからしばらくグッタリしていたらあっというまに日付が変わりそう、それでもめげずにおふろばのおそうじをこなしたりしていたらすっかり遅くなってしまいボルゴウを書き上げおふとんへはいるころには2時を回ってしまいました。寝つきはふつうで就寝は2時半、げんきドリンクが残っていたこともあってか明け方しばしば目が覚めてしまうしうっすら頭がいたみますがめげずに寝直していたら起床は9時半です。

おきてからは顔を洗ってコーヒーをいれて、朝ごはんには大量にあるわりにうまくないことでおなじみグーズベリーのジャムを塗ったパンを食べました。たっぷり砂糖をいれたはずなのにもともとのたちがあまりよくなかったためかかなり酸っぱく、たぶん肉のソテーとかにあわせたほうがいいような気がします……ということを食べた直後には思うのにすぐに忘れてしまいます。

ともかく身づくろいをしたらひさしぶりにおでかけ、今日の目的地は東銀座です。駅までの道中はあいかわらずめためたに風が強く、なんで電車に乗り込むだけで毎回こんな思いをしなくてはならないんだと思いますがもしかするとこの小さな銀河が強風をニガテすぎるのかもしれません。

もうおひる近くだったこともあり京浜東北線は快速運行で、そうすると銀座あたりは御徒町乗り換えであっというまに到着です。山手線と並走って意味わかんなすぎるしずっと快速で行ってくれと思うがそうするとこのあたりを今の家賃で住めなくなったりするんでしょうか、いまだになんで通勤時間でもない時間帯にだけ快速運転しているのかはよくわかっておりません。

東銀座駅についたらまずおひるごはん、このあたりはとにかくたくさんおみせがあって迷ってしまいますがいかにも名店っぽい年季の入った喫茶店で食べましょう。天気のよい休日のおひるどきということだけあってか近くのおみせはどこも行列だったにもかかわらずこのおみせはまったくゆったりしたものだったのでほんとうにありがとうねと思いました。

メニューに関しても喫茶店とはおもえないほど本格的なエスニック系のスパイスカレーが出ていたのでそのなかからなすのキーマカレー、ごはんは雑穀米だしカレーもやたらこしょうが効いていてそのわりに肉は赤身中心でさっぱりした感じでとてもおいしかったです。客層に関してもかなり付き合いの長そうなカップルから井戸端会議というかんじのグループにいたるまで多種多様で、たぶん知らないだけでめちゃくちゃ有名なおみせなのでしょうしタイミングによっては混むのでしょうか。

食後はしばらく花組嬉しい仲間と思いながら銀座のおまちをウロウロしてありえないくらい混んでいるうどんやさんを遠巻きに眺めたりもしてから、今日の目的である SHUTLというギャラリーでやっている「あの空間・場所について」にいきました。この展示会はリミナルスペースから着想を得た各々の中に存在する「あの空間」をテーマとしているらしく、なによりあのスーパー名曲天候魔女でおなじみCOR!S が参加しているらしい!これはもうみるしかありませんね。

展示についてはそれほど広いスペースではないこともあり一、二作品気に入るものがあればうれしいなあなどとヌルいことを考えていたら想像をはるかに上回るよさで大興奮してしまいました。もともとこの小さな銀河は vaporwave とかレトロフューチャーみたいなチープな消費文化を安易なノスタルジーと接続してその強度を高める表現がめちゃめちゃ好きというのがあり、しかしこの展示はそういうとおり一遍のパターンではおわらないおもしろさがあって非常に見応えがありました。

全体的な主張としてはリミナルスペース的な郷愁を呼び起こす退廃的な風景を下敷きにしつつ個々人の中にある「あの空間」とはいったいなんであるか、そしてそういうパーソナルな感傷のなかに通底する普遍的な感覚はなんであろうかを問い直すようなもので、とくに微風ゾーンという作家の提唱するリミナルスペースを定義しなおした概念が非常におもしろかったです。なんとなくこういう空間って寂しさや薄暗さ・ほのぐらい恐怖と接続されてしまいがちですが誰もいないが文明に満ちている清潔で秩序だったポジティブな空間と捉えてもよい、もっといえばジッ……としてよいスキマじゃん!というのはもちろんわたしの勝手な解釈ですが、ミーム的に消費されてどんどん意味が薄まっていく概念を個人的な感覚で真っ向から再定義し直すのはシンプルにおもしろいです。みんなも自分だけの「あの空間」を見つけよう!

あとは COR!S によるバブル期あたりに作られたという設定の架空のまち「ゆめきりニュータウン」を主題とした一連の作品群はめちゃくちゃよかったです。あえてローポリな感じの3DモデルとFM音源で再現されたまちの紹介ビデオを視聴することができて、みょうに曲線を多用したリッチなデザインやブルータリズムの解釈をミスったようなスチールとガラス張りの建物をみているとたしかにこういうまちってどこ行ってもあるよな、そんでだいたいズダボロになっている。ていうか泉中央駅じゃん!こういう共感を刺激するための表現ってあるあるのところにとどまってしまいがちですがそこから一歩踏み込んで個人の感覚に接続するところまでやっているのはみごとだなと思います。とくにできたての頃とそこからしばらく時代が下ったであろう2つの風景を並べた画像、後者では華美なつくりのモニュメントを無骨な三角コーンが囲っていてよくもまあこんなところまで拾えるなと思いました。正直に言えば小さな銀河は世代的にこういうニュータウンができたての頃をしらずズダボロにさびれたあとしか体験していないはずだが、それでも朽ちたコンクリートとかテナントだらけのショッピングモールを通じてありし日の姿を見通すことはできるのだなあという感動があります。それってけっこうイデアかもっ!

逆にリミナルスペースへ真っ向から取り組んでいる作品もよくて、とくにあえて PSP や 3DS などの制約された機材でそういう類の空間を撮影した写真はちょっとくらくらするくらいきもちがよかったです。先日も現代のアキハバラを昔の機材で撮ったらすっかりレトロなかんじにみたいなポストが評判をよんでいましたしちょうど今なのかも。このままこういう表現が人口に膾炙していけばまたQVGAすか笑みたいになるのだろうし今でも脳のノスタルジー野を安易にツンツンしないでねっみたいな逆張りの気持ちがないわけではありませんが、正直に申し上げるといまこの小さな銀河はめちゃめちゃPSPのちょっとショットがほしくなっている。しらべてみたらいま2まんくらいするんですね、……いつかPSPをさげた小さな銀河がやってきても笑わないでやってください。

こういう展示会がちゃんとかばんのストラップがフェンダーなひととか 伊落マリー さんのぬいがかばんにとじこめられているひとといったカルチャーっぽいひとでにぎわっていたのもひそかに衝撃でした。ちゃんと、ちゃんとみんな好きなんかい。こういうひとびとってふだんいったいどこへいるんだ、もっと新蒸気波要点ガイドとかを片手に持ってアピールしてほしいとおもいます。

いきおいあまって物販も少し買ってしまい、帰りの電車を待っているホームで映像中に流れていた楽曲のQRコードが同封されたパンフレットを開封した瞬間風にあおられてQRコードがぶっとんでいったので一転めちゃくちゃ落ち込んでしまいました。もちろんこの小さな銀河が100で悪いのですがまさかこんな、こんな……もう一回くらい行けということなのかもしれません。

あとはなんかくにゃくにゃしているうちにすっかり遅くなってしまい、きゅうにおすしがたべたくなったので晩はくら寿司に行きます。遅めの時間だしなんとかなるかなと予約せず行ってみたらそれはもうしんじられないほど混んでいる、30分以上しっかり待ったのでひどくくたびれました。あとさんざん言われ尽くしていることだがくら寿司の予約案内システムって複雑怪奇すぎる、もうちょっとなんとかならんかと思いますが実際のところスマホ予約に一定のインセンティブを与えつつ店舗予約が滞留しすぎないよう予約のアクティブ状態も管理してついでに店舗受け取りの管理もとか考え出すとけっこうキャーとなる要件ではあるのかもしれません。待ち時間に流れている宣伝動画ではいかにも職人っぽいおじさんが気合いの入った表情でごはんを焚き上げているのに最後は形のととのったシャリのうえに切ったネタをそっ……と置いていてかなりおもしろかったです。

なんとか案内してもらえばこちらのもの、おすしをこころおもむくままに食べましょう。鮮魚はそんなにおいしくないがどうでもいい、テンションがあがってコーンてんぷらすしとかポンジュースとか注文していたら満腹よりさきになにか別のゲージがカンストしてしまったのでタブレット導入前の回転寿司の予約を思い出したりもしました。かつては各座席に音質が終わってるマイクがありましたよね、あれって店舗によって違ったんでしょうか。なんかこれもかなり微風ゾーンかも!今日ばかりは目に映るすべてのものがリミナルです……とか思っていたらずっとマイクを当てられた猫みたいな喃語を発していたちいさなこどもにしっかりガンを飛ばされてけっこうビビりました。

調子に乗って遅くまでおそとへおったらみょうにくたびれてしまったのであとは萌え萌えな音楽を聴いて泣きながらトボトボおうちへ帰ったらおわりです。カワイくなくっちゃ意味ないし!と思ってはいるのですがなにせそのカワイイに門前払いをくっているような状態なのでどうにもですね、世の中にはこんなにカワイイがたくさんあるのにどうしてこの小さな銀河にその門は開かれないのだろうとは思います。

以上です。どうもありがとうございました

くらしのチェックシート