はやくも秋の気配をかんじるさわやかな好天で,けっこうたのしくすごせたおやすみ 9 日目でした.

起きてからはもそもそあさごはんをたべて,美術館でやっているポンペイ展にいきました.今回は過去の展覧会(2006 年の展覧会?だと思います)にあったように一夜にして滅びたうつくしい大都市……のような情緒的な観点ではなく,遺跡発掘の営みそのものや当時のくらしに焦点をあてており,豪奢なくらしぶりをしのばせる展示が随所にあってかなり見応えがありました.とくに食事は現代と地続きなので想像しやすくてかなりいいですね.最後の方で紹介されていた卵の前菜(スライスしたゆでたまごにオリーブオイルベースのソースをかける)とかはふつうに今でもマネできそうです.

展示物についてはおなじみ真っ黒のパンや執念さえ感じさせるモザイク画,ためいきがでるほどうつくしい黒曜石の杯あるいはどんぐり拾っていたのと同じ時代とは思えないほど高度な造形のバルブといった工芸品の数々もさることながら,やはりヘルマ柱型肖像のインパクトは抜群でした.ヘルマ柱(ヘルメス柱,ヘルマイ)とはなにかといえば頂点にヘルメスの胸像が乗った柱に男根がついたもので,何度見ても一瞬だけ pixiv で連投されてるやつだ!!と思ってしまうやつです.どうやら今回展示されていたのはヘルメスではなく元奴隷のひとが同様の形式で自らの肖像をつくらせたものらしく,これがきわめてユニークなものなのかあるいは形式だけ借用して自らの姿をつくらせるのはしばしばあることなのかが気になりました.そもそも結局なんで男根がついているのかというのもテキトーにネットの記事流し読みしただけではよくわかりませんね.ヘルメス神そのものがファルス信仰の象徴であるとか逆にヘルマがヘルメスの由来であるとか,順序が真逆の説が並立しているあたりほんとうによくわからないのでしょうか.あと今回は音声ガイドちゃんと借りてみたのですが,カッコいい声のローマ人ふたりが滅びた都市での思い出を回想するというテイでそこそこちゃんとストーリーが仕立てられていたので視覚と聴覚どちらに集中すればよいのかわからなくなってちょっとニガテかもと思いました.

おひるは美術館に併設されている喫茶店でフォッカチオサンドとフルーツタルト(おちこぼれ系アイドル!?)を食べました.フォッカチオサンドはむやみと具が豪華でしおゆでしたエビが大迫力,しかしクリームチーズがたっぷりすぎてクリームチーズがたっぷりすぎる!と思いました.あと食べている最中に乱入してきた昆虫がなぜか墜落してそのまま片翅だけを動かしつづけてひとしきり大地で回転してから絶命したの意味不明すぎてこわかったです.

帰ってからは 1kg で 600 円の激安いちじくをたっぷりの砂糖であまく炊きました.季節のくだものを炊くのがほんとうに好きなのでかなりたのしく,しかもちゃんとあくぬきしたおかげですっきりとした味にしあがりました.晩は昨日につづき土鍋でごはんを炊いて,かつおのたたきや筑前煮と一緒に食べました.どうせならサク買ってたたきの練習すればよかったです.

以上です.どうもありがとうございました